【感想・ネタバレ】一度読んだら絶対に忘れない日本史の教科書 公立高校教師YouTuberが書いたのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

その時代の主役となった人物たちに焦点を当てて語られる日本史の物語。昔の高校日本史では第一次世界大戦から現代史に至るまでの話が薄く感じたいたが、本著では大正から戦後までのページが分厚い。
現代に近いものを学ぶ事自体が役に立つかどうかでいえば、役に立つ。もっとも身近な歴史に注視して日本史を学ぶべきだと考える。なぜならそれが一番、私に対し身近だからだ。
◆日本は第一世界大戦で勝つ側に回り、その後経済は悪化し、その結果世論の力も相まって政治判断を見誤り第二次世界大戦では満州事変に始まり、太平洋戦争に至るまでのあらゆる判断のミスをした。無論、戦争などしてはいけないが、負けるのがわかっている戦争などもっといけないことだ。自国の民衆を苦しめるから、ひいては人類全体を苦しめるからだ。
◆日本は中国や他の文明が栄えていた国家に比べればまだ日の浅い国家だが、文明文化が栄えようともその闘争の形は変わらない。歴史は繰り返すというが、平安から現代にいたるまで闘争する人間の根底は変わっていない。損する人間がいて、得する人間がいるだけだ。最近の選挙が年配者向けになっているのも、有権者の流れとそれをターゲットにしてきた政治家の思考を加味すれば当然の流れだ。性善説では歴史は語れない。いあむしろ性悪説の方が人の動きを推し量る上で分かりやすいと考えた。なにかを突き動かすのはきっと必要に駆られたり(腹が減ったり)することなのだろう。
先人を参考にし同調圧力や強い自分の芯を持ちたい、物事の本質を捉え物事の決定をしたいと思った一冊だった。私に今できる事は自分の過ごしやすい国家であるためにする事は選挙に行くこと、くらいしかないか。。。。。

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2023年01月10日

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