【感想・ネタバレ】怪談和尚の京都怪奇譚のレビュー

あらすじ

京都の怪談名人の、ぜんぶホントの怖~い話

死者からの電話、人形の怨念、線路にしゃがむ老婆……。
京都の古刹・蓮久寺の住職が相談を受け体験した、怖くて、ホントで、不思議な実話の数々!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

心霊体験や供養など様々な悩みを抱えし人々が助けを求めてやってくる「蓮久寺」。その寺の住職は怪談グランプリで準優勝という変わった経歴の持ち主だった。そんな住職が語る、怖くて不思議なホントの話です。




あっという間に読み終わってしまったほど面白い本だった。なんだか見たことある人だと思っていたら、怪談番組に出ていたような……。住職で怪談好きというやや変わった方。そんな住職さんが仏法と絡ませながら紹介する話は、怖いのだが他の怪談本の様にただひたすら怖いばかりではなく、読んでいて、物悲しくなったり、切なくなったり、逆に心がほっこりしたりするような話だった。(怖い話はしっかり怖い)多くの怪談本では幽霊はただ恐ろしく、害意があり、脅威。というような感じであるが、こちらの本は「幽霊とは何たるや」と説法含め、各体験談を紹介しているため、まるで良き隣人のようだった。幽霊にも遺した家族や友人に伝えたい、恨み辛み以外の想いがあり、それが非常に人間臭く人情味があって心を打たれた。 また、京都が古き良き風習が残っているため、そういうった不思議なものをすんなり受け入れており、非常に素敵だなと思った。

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2020年09月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

<目次>
はじめに
第1章  恐怖
第2章  怨霊
第3章  輪廻
第4章  邪気
第5章  冥界
第6章  京の闇
あとがき

<内容>
夏になると読みたくなる怪談集。『新耳袋』や『九十九怪談』が終わってしまい、中山さんなどの本が切れてしまった中、本屋で発見した1冊。京都連久寺の住職による怪談集。僧侶だけに、ちょっとした仏教オチがついているが、実話っぽい内容がいいし、淡々と怖がらせようとしていないところがよかった。172㌻と薄いわりに、中身は濃かった!

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2020年07月20日

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