【感想・ネタバレ】京都祗園もも吉庵のあまから帖のレビュー

あらすじ

「まずは、甘いものでもおあがりやす」元芸妓のもも吉は、わけあって今は祗園で甘味処「もも吉庵」を営んでいる。一見さんお断り、メニューは「麩もちぜんざい」のみの小さな店だ。そんな店を訪れるのは、舞妓になるために十五歳で祗園へやってきた少女、妻を亡くして一人で京都を旅する中年男性――様々な悩みを抱えた人たちへのもも吉の言葉は、ときに辛口だが、彼らの心を解きほぐしていく。京都の四季に彩られた感動の連作短編集。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ものすごく優しくて読みやすくて美味しそうなお話でした。

あかねちゃんのお話、ちょっと泣きそうになっちゃったよ。
仕事は大変。でも心配りができる人でなくては。ちょっと日々の自分を反省。

気張れる人にならないとなぁ。と我が身を振り返る機会になりました。

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2025年05月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ヒロインが美人とは言え結構年かさできつい性格なのが珍しいなと思った。今のところ、若い舞妓さんがどうなるのかが気になるかな?

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2022年05月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

祇園の片隅に息づく人情をどうぞ。

元芸妓のもも吉は、お茶屋を畳み、一言さんお断りの甘味処を営んでいる。娘は芸妓を辞めてタクシードライバーで独立。麩もちぜんざいと共に差し出される、粋な「おせっかい」が、悩める人の心をときほぐしていく。

いい話なんだけど、どこかビジネス書の説教くささを感じる。なんでだろう。人間関係に大事なのは、人の心を慮ること。相手のことを思って行動すること。とても「いい話」だ。話のほとんどに、ビジネス上の理不尽に耐えないといけないエピソードが出てくるからだろうか。ちょうど仕事でしんどい思いをしているせいか、ちょっと読むのが辛いところもあった。

まっとうに努力していても、なぜか理不尽な目に合うことはある。神も仏もないと言いたくなることがある。でもそれは耐えるしかない。それでも真摯に耐えていれば、見ていてくれる人がいる。いつか日の目を見る。それはそうなんだけど。わかるけど、ちょっと今は引っかかるので、いつかもう少し心が軽いときに読みたい。

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2021年05月10日

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