あらすじ
強引で女子力全開の華子と人生流され気味の理系男子・冬冶。双子の前にめげない求愛者と微妙にズレてる才女が現れた! でこぼこ4人の賑やかな恋と日常。キュートで切ない青春恋愛小説。
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Posted by ブクログ
とてもほっこりする話だった。さらっとしていて読みやすい。
主人公は双子の大学生の冬冶と華子。同居をしていて、前半は華子、後半は冬冶の視点で話が進んでいく。
口げんかをしながらもお互いを思いやっているのが伝わる。
2人の恋愛観が対照的で、冬冶は慎重派だが華子は派手で色々な人と交際している。
冬冶と幸村さんの恋愛の話がとても好き。おしゃれに無関心だが頭はとても良く地味だった幸村さんが、冬冶に出会って恋に落ち美しく変わっていく様子が良い。冬冶も不器用なりに幸村さんと真剣に向き合って恋愛している姿が良かった。
華子と冬冶が長引くけんかをしてお互いに意地を張っていたが、最後に夕食のカレーを作るために当番を交代するという冬冶が仲直りのきっかけを作ったシーンが好き。
Posted by ブクログ
島本理生先生の作品を読むのは5冊目だが、一番自分の感性に合っていた。
登場人物が皆、個性的で情景が目に浮かぶようだった。
特に双子の冬治と華子の関係性が面白かった。
Posted by ブクログ
島本さんの作品なことを忘れてしまうくらいピュアな恋愛小説だった。
と思ったら雪村さん最後に痛かった。けど現実感がすごいなぁ。
対照的な双子。
華子と熊男、冬治と雪村さん。
バランスのとれた一冊でした。
Posted by ブクログ
始めは章ごとに華子の相手の男の人が変わる感じの
小説かと思いました。
が、熊野さんと雪村さんという2人に出会って
双子がどう変わっていくかという内容でした。
私は冬治君に近い人間です。
なので、雪村さんや華子さんが冬治君に
投げかける言葉にグッとくるものもあった。
淡々とした話に思えたけど、最後まで面白く
読めました。
冬治君が選んだ道を将来どう思うのか
ちょっと興味があります。