あらすじ
マクロンとのひと時の城下町デートを楽しんだフェリア。
薬草畑を耕す穏やかな日々を送っていたが、周辺諸国の中でも「医術国」と言われるアルファルド王国の姫、アリーシャが訪問してくると知らせが入る。
表向きはビタス病のことでの訪問だが、真の思惑があるのではと、長老ペレは疑念を抱いているが、
実際にあったアリーシャは無邪気に自分になつき、可愛い印象を抱いたフェリア。
一方、侍女としてフェリアについているイザベラの顔色は優れず……?
王様が1日から31日まで一人ずつ妃候補と面会していくという設定がとてもユニークな本作品。
主人公のフェリアがとにかく前向きで、読んでいて元気になれます。面倒見が良く、家事も器用にこなすフェリアは、その人柄が評価されてマクロン王に会う前から城の騎士たちに好かれます。
フェリアとマクロン王が対面してからは、身分が違ってもお互いに分かち合えるところを見出し、惹かれていく二人の様子が丁寧に描かれていて、これぞシンデレラストーリー!!と読んでいて感動しました。
なかなか会えない二人にもどかしさを感じながらも、フェリアの持ち前の明るさと行動力で閉鎖的な後宮生活が楽しく読めてしまう本作品、ぜひ読んでみてください!!
感情タグBEST3
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いくら快活で何事も良い方向に考え、強気なフェリアでも、王様との婚儀をよく思っていないことがわかるような市井の仕立て屋たちによる花嫁衣装デザイン画にショックを受ける。やはり、ひとりの女の子なのね。マクロン様、大事にしてね。