【感想・ネタバレ】ストーリーで学ぶデジタルシフトの真髄のレビュー

あらすじ

デジタルシフトを進める際の課題は数知れず。何を準備すべきか、どこから手を付けるか、現場にどう根付かせるか、組織体制はどうあるべきか、担当者はどう行動すべきか--。
実践現場やマネジメント層、さらには経営層が抱えるこうした悩みについて、抽象的な教科書や成功をアピールしがちな導入事例本からは答えは得られない。
本書は実在の先進企業、三井住友ファイナンス&リースが数年間にわたって現場とデジタルシフトに取り組んだ挑戦のストーリーをまとめたものである。
AIやRPAの実践エッセンスを、関係者が取るべき具体的なアクションレベルにまでかみ砕いた指南書に仕上げた。

「頼むから、今のやり方、変えんといて」
「使いものになってないよ!いったい何のためのロボットなんだ」

現場は日々忙しい。
その意識を変え、既存の業務プロセスを改め、ついには現場に歓迎され、新ビジネス創出につなげようと苦心する担当者たちを追いかけた5本のストーリー。
そこには共感するだけでなく、彼らが一貫して顧客を向き、ビジネスを起点にテクノロジーを活用していく態度に目を見張るはずである。
同時に現場や担当者を支援し、やる気を引き出す全社的な組織体制づくりはどの企業にも役に立つ極意と言える。
そして、米GEの流れをくむ改善のカルチャーや、先端技術活用に際して内製にこだわる姿勢には多くのヒントを読み取ることができるはずだ。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

すごく読みやすくて、なるほど感がたくさんで、読んでよかった本だった、というのがまず正直な感想。

デジタルトランスフォーメーション(DX)が叫ばれている中、実務においても社内DX推進や、お客様内のDX推進をご支援していきたいのであるが、なんだか具体的に何をしたらよいのかよくわからず、なんか言葉が躍っている感じ、で、具体的に何よ?というところもあって、DX系の書籍をいくつか顧客の代わりに読み漁ってみようと購入した本。結果として買って読んでよかった。

あとがきP226 から抜粋
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本書は、我々のようなスタートアップでもない企業がデジタルシフトに取り組むにあたって、推進担当の役員・部長、個別プロジェクトのメンバーが直面しうる課題と解決のエッセンスを盛り込み、しかも手触り感をもって読めることを目指した。
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おう、まさに、読み終わったあとがきに『手触り感』という言葉が出てきたぜ。まさにそのとおり。 このストーリーから、自社に当てはめたときにどうなのか?ヒントがたくさんちりばめられている気がする。

たしかに100%内製で進めていかないとスピード感に云々の件は、おっしゃるとおりごもっとも(DX Enablerとなるべくお客さまをご支援したい我々としたら、どういう価値が提供できるか、は、知恵の絞りどころ)。

もう一点、大事なメッセージもあったのでこちらに残しておく。
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デジタル技術を活用し、課題解決を図る場面では、失敗もあるし方向転換もある。 それを耐え抜きながら目的を達成していくには、現場の一人ひとりにデジタル化を「自分事」と捉えてもらうこと、つまり「オーナーシップ」を持って臨んでもらうことが欠かせないからだ。主役はあくまで現場なのである。
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先日、お客様の一部門とAIに関する意見交換を実施した。この本で得たヒントをもとに、お客様の現場の課題のヒアリングを実施してみようと思う。
→ 軽く一気に読める本なので、あくまで参考程度にさらっと読んでおくだけでも、よいと思う2019年8月の本。(確かに旬な時期は数年しかもたないかもしれないけど、今の僕の迷いにはピタリときたよね)

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2019年12月29日

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