【感想・ネタバレ】好きなことしか本気になれない。 人生100年時代のサバイバル仕事術のレビュー

あらすじ

キャリアアップよりも大事なのは、自分のストーリーを生きること。
“得意を売り買い”テレビCMでおなじみ「ココナラ」創業者、待望の初著作!

《 人生100年時代、正解のない世界をどう生きるか? 》
●80歳まで働ける「スキル」とは、なんだろう
●人生に段取りはいらない
●「これだけは身につけておくべきスキル」は存在しない
●「経験を活かす」という発想を捨てよう
●人はアウトプットでしか成長できない
●大切な人に説明できる「自分のストーリー」を持とう

僕はこの本で、社会問題というビッグテーマについて語ろうというのではない。
「人生は100年だ」「AIに仕事を奪われる」などと騒々しいなかで、
どこに自分の居場所を見つけるか。
どこに就職し、どう働き、どこに転職するか。
誰と結婚するか、どこに住むか。
降りかかってくるトラブル、思いがけないいざこざを、どう解決するか。
正解がなくても意思決定をし、歩く道を決め、
実際に歩いていかなければ、僕たちは生きていけない。

この本の役割は、「正解なき世界を生き延びる方法」を皆さんと一緒に考えることだ。
正解がなくても、セルフリーダーシップを発揮して意思決定をし、
自分を活かし、生きて、働いて、食って、楽しんで、愛するための方法を。

誤解なきよう付け加えておくと、自己啓発的な精神論を書こうというのではない。
キャリアを考えるビジネスパーソンに役立つようトピックスを絞り、
また、忙しくて時間がない人にもさらっと読んでもらえるよう、シンプルにまとめていくつもりだ。
読んでくださった方々の一人ひとりが、「たったひとつの正解」なんかじゃない、
「自分のストーリー」を生きていくお役に立てれば、著者としてこのうえなく幸せだ。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

・ポイント:時代は加速度的に変化している。これから身につけるべき能力なんて誰にもわからない。だからこそ、長期目線でのキャリア形成は意味がない(かもしれない)。一方で「過去を生かす」という考え方でも大きな飛躍はない。ではどうすべきか。大切なのは、120%打ち込める仕事に出会い、120%で打ち込むこと。それが大きな成長につながる。そのためには「肩の力を抜いて、フィーリングに従い決断していくこと≒仕事を選んでいくこと」が大切。

・キャリアについて「悩みすぎた」人におすすめしたい。

・所感、メモ
これまでキャリア、転職、経営者に関する本を何冊か読んできたが、他とは違うイメージ。
「今後、こうしていくべき、〇〇は必須」のような強く、断定的な表現はなく、あくまでも提案のような形。
自分自身キャリアに悩みに悩んだ時に読んだので、「このまま進めばいいのだ」と、肩の力を抜くことができた。
また、仕事選びにおいても、市場価値が高い仕事や能力といった外的な観点からの提案ではなく、「好きなこと」など、内的な観点に基づいた提案であり、非常にしっくりきた。

「これから先、世界は加速度的に変化していくため、今から身につけるべき能力なんて、誰にも結局はわからない。
ではどうすべきか。自分で進む道を決め、そこで努力し、力をつけるしかないが、それには120%打ち込める仕事でなければ、大きな成長は望めない。つまりは、「好き・楽しい・価値がある」と思える仕事に出会うしかない。
そんな仕事に出会うために、自分のフィーリングに素直に従い、興味を持った分野に飛び込もう!」
と、提案いただいたように感じた。

悩んだ時にまた読み返したいと思った本。

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2020年01月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

思えば、自分で何かを決定することが、ずっと不安で辛いことだった。誰か知識のある人に、最も正しい答えを出して欲しかった。この本に、自分自身で意思決定をするしかない、していいとあり(当たり前のことではあるけれど)、何か呪縛のようなものが解けた気がした。
確かに、わからないことも、自分なりの手段や「価値観」で意思決定まで至ったことは、ずっと満足感が続くということも実感してきたので、それでよかったのだと再確認もできた。

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2020年07月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

<どんな本?一言で紹介>
「ココナラ」の創業者がおくる、人生100年時代における、自身のキャリアや生き方を考える本。

<どんな人におすすめ?>
受け身で仕事をしている人。
会社から帰った後、何すればいいか分からない人。
自分探しの旅をしている人。

<読んだら、どんなことが分かるの?>
「80歳まで働く」ために必要な「個人の力」の三代要素。

・「80歳まで働く」が前提

・「個人の力」 三大要素1 スキル
・「個人の力」 三大要素2 自分の価値観
・「個人の力」 三大要素3 セルフリーダーシップ

・「自分探し」は若さの浪費
・成長は意思決定の数に比例する

・自分のことは自分で“決めていい”

<日々の生活、仕事などに活かせるポイント>
1.複数のスキルを持つ、新たなスキルを獲得し続ける

激変する時代の中で「絶対」を求めて安定を手にしようという人は、全財産を賭博につぎ込むほどのギャンブラーだ。「この資格を取っていれば一生食いっぱぐれがない」「現実を考えて手に職をつける」という発想は、80歳まで働くとすればまったく役に立たない。「唯一無二のスキルをひとつ持つ」という発想を捨て、「複数のスキルを持つ、新たなスキルを獲得し続ける」という考え方に切り替える必要がある。

2.「経験を活かす」という発想を捨てる

22歳から80歳までおよそ60年働くと考えると、社会人経験12年というのは、たった5分の1だ。年齢とともに体力も落ちるし、業界構造も変わる。
しかし、人はなぜか自分の過去にしがみついてしまう。それは、自分の価値観がわかっていないからだ。「ずっと営業畑だったから、営業の経験を活かして転職しよう」という人は、過去に縛られ、過去を正当化している。

あなたの「個人の力」は、あなたの過去から生まれるものではない。価値観から生まれてくるのだ。たとえば営業畑を歩んできた人が、「人が好きでコミュニケーションが得意」というスキルの持ち主で「人の人生をよりよくすることに貢献したい」という価値観を持っていたとする。
こういう人は、営業職に縛られなくてもいい。「このサービスは人の人生をよりよくする」と心の底から思えるベンチャーに飛び込めば、持ち前のコミュニケーションスキルを発揮して人材採用の領域で大活躍できるかもしれない。

3.「なぜ働くのか(Why)」「どんな仕事をしたいのか(What)」「どうやったらうまくいくのか(How)」の3つだ。あなたが80歳まで働けるような目標を設定してくれを自問する

未来予測は不可能なのだから、あなたが80歳まで働けるような目標を設定してくれる企業は存在しない。だから目標も課題も自分で見つける力が求められる。

自分のスキルと価値観が定まっていれば、やりたいことには自然と出会える。社会人であれば、これまでのキャリアがある分、仕事の手ごたえ、成功と失敗、好き嫌いもある程度わかっているだろう。

<感想>
上記以外に、「たった一つの意思決定で正解にたどり着くことではない」「セルフリーダーシップ」など、「なるほど!」と感心した部分がいくつかあった。
(レビューで紹介しきれない)

読みやすくて、すぐ取り入れられて、元気になる内容。

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2020年03月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

好きなことしか本気になれない 要約


終身雇用制度が崩壊し、人生100年時代に突入していくこれからの時代に置いて、生涯のうちで仕事をする期間が長くなることはもはや必然である。
そんな中、長く働かなければならないのであれば、フリーとなっても食っていける「個人の力」が不可欠だ、と著者は言う。その前提のもと、「個人の力」の三大要素が本書には記載されている

■「個人の力」の三大要素
①スキル
②自分の価値観
③セルフリーダーシップ
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①スキル
要素の一番最初にスキルが挙げられていることを見て、最初は疑問に思ったが、後述する筆者の意見を見て納得した。
大切なことは、「唯一無二のスキルを一つ持つ」という発想を捨て、「複数のスキルを持つ、新たなスキルを獲得し続ける」という考え方に切り替えることだ。
なぜなら、激動する時代の中で「絶対」というものは存在せず、スキルにおいても、どのようなスキルにニーズがあるのかは、その時々で変わるからだ。

②自分の価値観
「個人の力」はその人の過去の経験から生まれてくるものではない。価値観から生まれてくるものである、と筆者は言う。
自分の価値観をわかっていない人は、自分の過去にしがみつき、過去を正当化しようとする。
(例)「ずっと営業畑だったから、営業の経験を活かして転職しよう」

③セルフリーダーシップ
筆者によると、セルフリーダーシップとは、自分で目標を決め、実行し、達成し、評価することをいう。
自分のスキルや価値観を把握していない人はセルフリーダーシップを発揮することは難しいという。
そのスキルや価値観を明確にするためにも、以下の問いに明確に答えを持つことが大切である。
「なぜ働くのか(Why)」
「どんな仕事をしたいのか(What)」
「どうやったら上手くいくのか(How)」

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2019年11月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「正解を探すのではなく、選んだ道を自分で正解にしていく」
この言葉に出会えただけで、この本を選んで良かったと思う。ただ、著者の経歴とかMBA取得のエピソードは、あまり興味が沸かなかった。MBAを取りに行く人は少数派だろうし、僕自身も生涯取る事はないと思うので、いろいろと書いてあったが、かなり飛ばし読みをした。

人生、何が起こるかなんて誰にも分からない。そういう意味で、長期のキャリアプランなんか意味がない。と書かれているが、それには共感出来た。
キャリアプランを作ったところで、コントロール出来ない外的要因によって、プランが崩される事が起こりうるのが今の世の中で、年金支給が遅くなって長く働かないといけないとなると、やはり好きなこと、やっててワクワクする事じゃないと続かないと思う。
この本を読む前から、こういった事は考えていて、今年から少しずつ生き方を変えていってるんだけど、1番最初に書いた言葉に出会えて、「よし、このまま自分の信じる道を行こう、この道を正解にしよう」と思わせてくれた。

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2020年04月16日

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