あらすじ
豊臣秀吉を筆頭に、家柄や血筋によらず、己の腕と才覚で出世の階段を駆け上った戦国武将たちがいた。だが一時の威勢を失い、負け組に転落した例は少なくない。彼らの明暗を分けたものは何か。本書では、戦国史研究の第一人者が統率力・教養・実行力・企画力・先見性の能力値を大胆に採点。武将たちの真の実力を明らかにする。時代の扉を開いた北条早雲から戦乱に終止符を打った徳川秀忠まで、総勢一一一人の戦国武将名鑑。
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Posted by ブクログ
北条早雲 成功の秘訣は、早雲が2つの政策を実行したからであった。1つは、減税政策である。もう一つは福祉政策である。
石川数正 家康より数正の方が先を見る目があったのではないか、と私は考えている。秀吉と家康の板挟みに合った悲劇の武将と言って良い。
宇喜多直家 守護代の一家臣からの下克上による戦国大名化というわけで、数ある下剋上劇の中でもその最たるものということができる
池田輝政 輝政にとって大きな転機となったのは、徳川家康の娘督姫との結婚だった。督姫は北条氏直の正室だったが、北条氏が滅ぼされたため、家康のもとに戻っていたところ、秀吉の斡旋で本6 3年、輝政と再婚したのである。