【感想・ネタバレ】プリンシピア 自然哲学の数学的原理 第3編 世界体系のレビュー

あらすじ

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

アイザック・ニュートンの代表作『プリンシピア 自然哲学の数学的原理』の全訳を全3巻で復刊。出版当時から難解と言われた原典を、現代の科学者が「内容そのものの解明理解を目的」として翻訳。巻末注には、微積分の定理を使った別証明、原典では省略された証明の内容、現在の視点から見た物理的概念の解説がまとめられている。最終巻となる第3編「世界体系」では、前2編で述べられた理論を、惑星、衛星、彗星などに適用し、太陽系内の諸現象が「万有引力」の法則によってまとめられる。また、全巻の結びとして書かれた「一般注」では、「私は仮説をつくらない」という有名な言葉とともに、自家の神学が説かれている。【本書の内容】第3編 世界体系 哲学における推理の規則 現象 命題 月の交点の運動 一般注訳者注索引

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

第3巻は1,2巻の理論とは別に実際の観測結果に関する話である。
1,2巻の演繹的な理論構築によって話が進むわけではないので第3巻はよっぽど好きな人向けだと思う。

0
2020年06月01日

Posted by ブクログ

命題はさらっと主張だけ読み、証明を読んだのは命題20あたりまでです。

印象に残ったのは、この第三編の冒頭にある、ニュートンの言葉です。そもそも第三編の『世界体系』がもともと主張したいことだった、という事実にまず驚きました。それに加えて、「じゃあなぜ第一編と第二編を書いたのか」という理由も面白いなぁと思ったのですが、それ以上に、「第三編を読みつつ、適宜必要な第一編や第二編に掲載されている命題を読めば良い」と書いてあったことに、感動しました。

こういった本を読むときには「本来であれば全部読むべきなんだろうけど、それだと体力が持ちそうにないから結論から読もう」みたいな、ズル技を普段からしていました。が、ニュートンがこう言ってくれると、まるでその方法を許してくれるような、そしてニュートンもその大変さを分かってくれているような、そんか優しさを感じることができました。

物理の本を読んでいるのに、変な感想だなとは思います笑

ただそれ以外にも、ニュートンの哲学に起こる規則や、まさに万有引力を証明している命題も、非常に面白く、スッキリしました。

やはり読むにはハードルを感じる本だとは思うのですが、手にとって良かったなぁと思います。

0
2025年11月20日

「学術・語学」ランキング