あらすじ
箱根の旅館で、僕らはキスをした。
ふたりで小さな布団に入りながら、君の思い出話を聞いた。
そして、君の健気さと、苦しみを知った。
君を助けたい。君の人生を変えたい。
君を抱きしめたい。君のすべてを受け止めたい。
君を、普通の女の子にしてあげたい。
だから、どうか…どうか…僕を突き放さないでほしい。
君との関係が会社に知られようが、
君のお母さんに知られようが、
僕はもう、迷わないから――。
感情タグBEST3
娘の美也とヒロイン如月古都の関係性も普通とは言い難いが、危ういバランスが目を引く。その中にあって強い決意を見せた美也の言葉にはグッとくるものを感じた。
更に深みに嵌る主人公馬鹿なの?
以前にも書きましたが、本当にこんなに情けない主人公は私には初めてです。
虚構だとは充分に判っているから不快なら買わなければ良いのに
新刊が出れば購入してしまう私は主人公以上に馬鹿なのでしょうか?