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Posted by ブクログ
読みやすく良書だと思います。
すこし前に「EQリーダーシップ」を読んだこともあって、さらに深く理解できました。
「理想リーダー像とはこうあるべきだ」という命題がもはや意味を持たなくなったと同様に、
「理想の組織はこうあるべきだ」という命題も意味を持たなくなってきたのかと思います。
企業が抱える課題は、外部環境と内部環境が混在した形で現れてきます。言い換えれば、企業の数だけ課題が存在しているとも言えます。
ただし、矛盾しているようでもありますが、無数に課題があるようでいてもある程度パターン化もしています。このパターンを体系化したものが「セオリー(理論)」であると思うのです。
本書はこの「パターン」を「サンプル・ケーススタディ」としてまとめて、しかも軽くセオリー(理論)づけもしてくてれいます。
組織は戦略に依存しており、戦略は経営環境に依存している。また、改善・改革は組織文化の上に行っていく。
そんな実例が載っています。