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●組織変革に必要なのは「犯人探し」でなく、「組織メカニズムを正す」こと
組織変革の大前提は、「誰も悪くない」であり、組織課題に戦犯はいないのである。
組織課題の原因は「人」や「集団」ではなく、その組織メカニズムによる認知の歪みである。
見方を変えると、被害者だと思っていた人が実は加害者だったり、
加害者だと思っていた人が実は被害者だったりする。
実際は社内に敵は居ないのだが、意識の中で「組織」という名のモンスターは勝手に自己増殖されていく。
モンスター化した組織を正常化する唯一の方法は、組織のメカニズムを正していくことである。
本書は「組織変革の成功率は、理論でなく症例数に比例する」という考え方に基づいて、
モンスター組織化してしまった8社のリアルケースを通じて、
日本企業が陥りがちな組織課題について疑似体験をできるようにまとめている。
前半の4ケースは成長企業、後半4ケースは成熟企業が経験する組織変革の落とし穴について、具体的に紹介されている。
Posted by ブクログ 2022年07月09日
組織の抱える課題を誰かのせいにし続けていたら、何も変わらない。制度だけ変えても会社は変わらない。
組織は個が集まり、それゆえ、1つとして同じ組織は存在しない。常に変化している。入社もあれば退社もあり、人が変われば組織は変わる。新しいビジネスが始まれば組織は変わる。常に形のないもの、それが組織。
(家...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年11月09日
短編ビジネス小説集としては電車の中での暇つぶしになり、面白い。ただし、ケース解釈に多分の恣意性が感じられ、十分な理論的裏付けや、今までの解決ケースの積み重ねによる検証もあまりうかがわれないので、考えるための参考にはなるが、本書の中でも触れられている通りに「あるある」といった程度で、汎用的な有用性はか...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年04月19日
読みやすく良書だと思います。
すこし前に「EQリーダーシップ」を読んだこともあって、さらに深く理解できました。
「理想リーダー像とはこうあるべきだ」という命題がもはや意味を持たなくなったと同様に、
「理想の組織はこうあるべきだ」という命題も意味を持たなくなってきたのかと思います。
企業が抱える...続きを読む
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