【感想・ネタバレ】「戦争と平和」の世界史(TAC出版) 日本人が学ぶべきリアリズムのレビュー

あらすじ

願っているだけでは平和は守れない! “悲惨な腫れ物”として扱うだけでは、戦争はなくならない。緊迫する米中関係、朝鮮半島、中東――。秒単位で激変する国際情勢下で、私たちは今こそ史実から学ぶ必要がある。情緒を抑え、冷静に事実のエッセンスをえぐり取った日本人の生き方を示唆してくれる究極の1冊。「人類は戦闘を繰り広げながら、食い止める努力も積み重ねてきた」――“古人類学による戦争の起源”から“21世紀の東アジアの未来”までをわかりやすく凝縮! 世界の“戦争史”を振り返りながら、わが国が関わった戦争も手に取るようにわかる! 空気に流されず、日本人が本当にしなければならないことを学ぶために最適の1冊。政治的立場の違いを越えて、令和時代を歩むための必読書。「宗教」「外交と諜報」「戦時国際法」「軍隊の人事」「派閥抗争」「地政学」「集団安全保障」他。通史を重層的な視点で捉えながら、戦争と平和のメカニズムが理解できる!

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日本の現状

・日本の教育の問題:予め決められた模範答案にいかに早くたどりつけるか、という情報処理能力ばかりを重視→
「ああすればこうなる」で凝り固まる
・国際連合(連合クラブ):安全保障理事5大国(米英仏露中)に限り、拒否権発動で武力制裁ができなくなる
=5大国だけが好き勝手に軍事行動(侵略)が出来る→

安保理5大国(米英仏露中)が引き起こす戦争を止める権限を国連は持たない
=日本と5大国(ロシアや中国)との間で領土紛争が起こった場合、
もし日本が安保理に提訴したとしても拒否権を発動されておしまい→
また、旧敵国(日独伊)に対しては、安保理の承認なしに軍事的強制力を発動でき(国連憲章第53条)、
戦後処理についても、安保理の承認は不要である(第107条)=敵国条項。
=国連は日本を守ってくれない。国連に入っても平和は守られない。
・北米、西欧、二本は第二次世界大戦以降70年近く、平和(?)が続いていた→
米軍が駐留し、米国の経済援助を受け、米国を主な市場としたから→だが、それも風前の灯
・日本国憲法(?):改憲には、「衆参両院で2/3以上の賛成で発議し、国民投票で過半数の賛成が必要」
=護憲勢力(スポンサーはロシアや中国)が1/3を確保すれば改憲を阻止できる→
また、軍事力のまともな運用が出来ない以上、経済分野で譲歩を強いられる
(例:対米輸出を減らすため、円高ドル安に舵を切る「ブラザ合意」→円高不況→対抗するための金融緩和→
余剰資金が株と土地に→バブル経済へ)
・日本の周辺諸国にとって、日本は海に出るのを邪魔する蓋。
①中国:軍事大国化。南シナ海や尖閣に手を。国防動員法で在日中国人は「潜在的な敵国の兵士」。
②北朝鮮:核で恫喝。在日朝鮮人を使った日本人拉致。日本海にミサイル。
③韓国:竹島侵略。歴史捏造プロパガンダ。国防動員法で在日韓国人は「潜在的な敵国の兵士」。
④ロシア:北方領土侵略。北海道に食指。
・日本がいくら平和を求めても、周辺諸国が日本を軽んじて、これに応じなければ平和は訪れない。

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2022年11月13日

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