【感想・ネタバレ】萌がさね 藤原道長室明子相聞のレビュー

あらすじ

「己が時を汚すことなく生きていきたい」……左大臣家に生まれながら、心ならずも政敵・藤原道長へ嫁いだ、美貌の女・明子(めいし)。優しく儚(はかな)げながら、凛乎(りんこ)たる心を持つ彼女こそ、権勢を恣(ほしいまま)にした道長が、愛を得ることに苦悩した唯一の女だった。正妻・倫子(りんし)とともに「二人妻」として記憶される、明子の生涯を綴る、絢爛たる歴史絵巻。道長を懊悩(おうのう)させた美貌の女!

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Posted by ブクログ

栄華を極めた藤原道長の系図を見た時、ふと気になってしまう女性。正室倫子に並び"ふたり妻"と呼ばれた道長の妻、源明子。あまり知られていない存在を、作者の自由な感性で主役として描きあげた、とっても読み応えのある小説でした。
淡い初恋や男の片思いが切なく彩る、歴史恋愛小説ですね。

1
2009年11月14日

Posted by ブクログ

道長とその妻、倫子は有名だけれど。
明子を主人公にした物語は珍しい。
明子は既に父親が他界していたから、道長の後ろ盾になれず、影が薄いのか。
また女の子は2人。
4人の女の子全員東宮や帝の后となった倫子とは扱いが違うのか?
明子に関してはぼやけていた印象が、この本のおかげでくっきりしてきました。

0
2024年01月16日

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