あらすじ
高校1年の夏、帆高(ほだか)は離島から家出し、東京にやってきた。連日降り続ける雨の中、雑踏ひしめく都会の片隅で、帆高は不思議な能力を持つ少女・陽菜(ひな)に出会う。「ねぇ、今から晴れるよ」。それは祈るだけで、空を晴れに出来る力だった――。天候の調和が狂っていく時代に、運命に翻弄される少年と少女が自らの生き方を「選択」する物語。長編アニメーション映画『天気の子』の、新海誠監督自身が執筆した原作小説。
(C)2019「天気の子」製作委員会
2019年公開のアニメーション映画『天気の子』。この本は『天気の子』を手掛けた新海誠監督による自筆の原作小説です。これは、祈るだけで天気を晴れに変えてしまう少女”陽菜”と、島から東京に家出をしてきた少年”帆高”が出会い、今を必死に生きていく物語です。陽菜や帆高を初めとするこの物語に登場する人たちは、どこか”生きづらさ”というものを抱いているように感じられました。そんな人たちが本当に”大切なもの”とは何かに葛藤しながら、自分の生き方とかすべきことを決断していく姿に私はとても感動しました。また、物語の結末がちょっと意外なのですが、個人的にはすごく好きでした。ぜひ最後まで読んでみてください。
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