【感想・ネタバレ】ビジネスで勝つネットゲリラ戦術【詳説】のレビュー

あらすじ

以下「はじめに」より「マーケティング」と聞くとビジネスの小難しい話を想像されるかもしれませんが、それは違います。この本でお伝えしたいことは、別の表現をすると「ゲリラ戦」。現代のビジネス界では、正式な軍隊(企業)同士が戦う「正規戦」の時代は終わり、私たちしょぼい個人でも主役になれる、ゲリラ戦の時代が始まっているからです。ルールは変わりました。強大な戦力を誇る正規軍たちを、私たちしょぼいゲリラが倒すことが可能になったのです。この本は、「持たざる者」、すなわちしょぼいビジネスゲリラが成功する方法を書いた本です。目的は社内での出世でも起業でもいいのですが、とにかく、金がない・能力がない・ツテがない……といったしょぼい人たちを対象にしています。社会は、ごく少数の持てる者たちと、持たざる者たちに分かれています。今の日本社会なら、大企業や大きな組織に属するエリートたちは前者、私たちは後者です。持てる者たちや彼らの組織は、軍隊に例えると正規軍です。大企業を想像すると分かりやすいですが、人・金・モノとたくさんのリソースを持っているわけですね。要するに、とても強い。一方の私たちには、人も金もモノもありません。しょぼいですね。でも、正規軍が幅を利かせている世界でなんとか成功したい。それは、つまりゲリラです。リソースは圧倒的に少ないけれど、正規軍を相手に戦わなければいけません。しかし、心配はいりません。第一に、歴史上、ゲリラが正規軍に勝った例はたくさんあります。圧倒的に少ない兵力でも、使い方次第で勝つこともできるのです。第二に、これが重要なのですが、今の時代はゲリラにとって有利になっているのです。後で詳しく述べますが、インターネットの普及は正規軍よりもゲリラを利する結果になっています。今は有名なyoutuberやブロガーがたくさんいますが、インターネットがない時代だったら、彼らは戦えなかったでしょう。要するに、ネットはゲリラ向きの武器なのです。もしあなたが一流企業の花形部署に勤める高学歴の有能なサラリーマンだったら、本書は読まずに、王道の方法で出世したほうがいいでしょう。なぜなら、本書で私がお伝えする方法はゲリラの戦い方だからです。しかし、あなたがしょぼい人なら……?本書を読んで、ゲリラとして正規軍と戦い、勝ってください。」

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Posted by ブクログ

ネタバレ

【気になった場所】

インターネットの普及やSNSの登場はメディアをめぐる環境を大きく変えた
→急激な変化に対応できていない大企業(正規軍)は多い
→組織に属さない個人が、いわばゲリラとして活躍できる時代がきた

ゲリラ向きの時代になった理由
・SNSで個人の情報発信が可能
・チャンネルが多様化した
→人の好みは多様なため、特定のジャンルに特化できる個人が有利になる場合がある

ゲリラの戦い方
・正規軍のルールに乗らない
=正規軍の真似をしてはいけない
→ルールが狂うバグをうまく利用する
→最も簡単に見つかるバグは、人の感情
→人の感情は移ろいやすいため
→感情に訴えることで人を味方につける

・限られたリソースを集中する
→何か一つでも正規軍に勝てば、次に繋がる
→ゲリラが正規軍に勝つと珍しがられる
→その注目を集め続けることが大事

例)
本を出すなら、書店への挨拶回りはしろ
→本を売るのは書店の人だから

・とにかく素早く決断する
→意思決定が遅い正規軍より優位に立てる
→失うものがない分、失敗を恐れる必要ない
→トライ&エラーを繰り返し、撤退も厭わない

ゲリラの主要武器=贈与
→贈与を武器に、人の心をつかむ
→金やモノ以外に、周囲がプラスになれば贈与
→贈与の目的=人の心をつかむ+投資である
→将来的に価値が上がりそうな人を狙って投資
→贈与は大きさより、頻度とタイミングが重要

将来的に価値が上がりそうな人
・期待の新人
・一時的に人気が落ちた人
・社会の馴染めない人

感情のバグの見つけ方
・日頃から人の感情に注意する
・個人的な感情をぶつける
・何らかの感情に飢えた人を探す

人に役割を与えることも贈与
→人は役割を求める
=自分だけにできることを探す
→与えられるタスクを多く抱えておく

正規軍に属しつつゲリラになる方法
・将来的に価値が上がりそうな人に贈与する
・贈与はタイミングと頻度が大事
・その人ができることを、できる範囲で頼む

お金ではなく思想で人を動かす
=相手の共感を刺激する
→人は苦労に共感する

ゲリラ組織のつくり方
・つながりはゆるくする
・ゆるい独裁で意思決定を下す
・協力者との利害一致する状態を維持

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2019年06月30日

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