あらすじ
「ミーティングとは話し合いでなにかを決めること。評論家はいらないんだ」。
東京ディズニーランドのアルバイトを通して、ヤンキー少年が社会人として成長し、
さらに企業の現場教育をするまでになった体験をまとめた一冊。
・いちばん大切なことは何か
・サービスは掛け算
・一人ひとりにそれぞれストーリーがある
など
20万部のベストセラー★
愛され続けるサービスを支える『ディズニースピリッツ』
彼女にミッキーマウスと一緒の写真を撮ってあげたい?
そんな軽い気持ちでアルバイトを始めた高校生男子(ヤンキー)がディズニーランドの文化、
キャストの先輩たちの姿勢、ウォルト・ディズニーの教えから学んだ働くこと、
教えること、本当のサービスとは―。
ディズニーランドで働いていた頃の私は、
自分からこうしたい、こうなりたいと思って始めたことが波乗り以外なかった。
すべて周りの人から言われたことをやっていただけでした。
そんな自分が誰かの役に立てていることが素直にうれしく感じた。
もし、タイムマシーンがあったら、あの時の自分に
「今は叱られてムカつくかもしれないけど、未来で変わるから腐らずにいこうぜ」
って声をかけてあげたいです(笑)
仕事の根底にある本質のところは時代が変わっても変わらず生き続けているはず。
その本質『働くこと・教えること・本当のサービス』を感じていただけたら最幸です。
■目次
プロローグ 迷ったらなにで判断するのか
第1章 「働く」って、こういうことなんだ
ディズニーランドで働き始めたのはほんの軽い気持ちから
「怒る」のではなく「叱る」ということ
ほか
第2章 「教える」って、どういうことなんだろう
最初に受けた感動は絶対忘れないんだよ
教えないことが逆にトレーニングになることもあるんだ
ほか
第3章 「本当のサービス」って、なんだろう
“ひと握りの勇気”も大切なサービスなんだ
本当にお客さまを大切に思うなら
ほか
第4章 テーマパークはいろいろなことを教えてくれる
自分の言っていた「サービス」って
本当の自分と直面させられる
ほか
■著者 香取貴信
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「人間みんな弱いから人に嫌がられることはしたくないけど、言いにくいことをきちんと伝えるのが本当の上司。教えるとは教える側と教わる側が一緒に考えるということ。」という言葉が印象的であった。
また、「自分は毎日同じ仕事をしていても目の前にいるゲストは毎日違う。新鮮さは自分が意識しない限り日々落ちてしまう。新鮮さを失わないようにするには、常にお客様の想いに心を寄せることです。」という言葉にはっとさせられた。普段の自分の仕事ぶりを振り返るきっかけとなった。
プロフェッショナルである私たちの最大の敵は、自分自身の中にある慣れ。
ウォルトディズニーの『毎日が初演』という言葉も好きでした。
時代が代わって今やるとグレーゾーンな指導方法もありましたが、概ねいい内容だと思います。
Posted by ブクログ
今すぐ、ディズニーに行きたくなる!!!
会話形式なので、楽しんでサクサク読めます。
これまでとは、違う視点でディズニーに行くことができます。
キャストの笑顔に隠された努力を知れることができるので、次回ディズニーに行ったときの見る目が変わります。
きっと、ディズニーだけでなく、どの職業についても大切だと感じるものがたくさんあります。
もっと仕事が楽しくなるし、学びたくなるし、人に何かしたい!!と強く思える一冊です。
Posted by ブクログ
顧客がどのような思いで来場するのか、それに対してどのように答えていかないのかという点が最も印象に残りました。
読みやすかったので接客の入門書としていいと思います。
Posted by ブクログ
仕事のマインド、というより、本当のホスピタリティがなにか教えてくれる本。実際にディズニーで働いていたエピソードが中心になっていて読みやすい内容。読んでいてディズニーにいきたくなった。
Posted by ブクログ
とても読みやすく親近感のある文章で 一気に読めてしまいました。 仕事をしていると必ず起きるトラブルや会社との意見の違い。それを考えさせられ、この会社に入りたいと思えるそんな一冊でした。 優しいだけでなく、 しっかりと指導してくださる方に 目をかけていただいたのが羨ましいです。 今の各会社も、お客様第一ではありますが オリエンタルランド社のように従業員への関わり方も大切だと思います。 一番のお客様は、従業員だと思いますので。 目覚まし時計には笑ってしまいました(笑) 読んだ人ならわかるはず!
Posted by ブクログ
ディズニーランドという究極のサービス業にとっても、他のどんな仕事にとっても言えることで、
“見えない部分”を想像する力の大切さを学びました。
多くのゲスト(お客さん)が、それぞれどんな気持ちで、どんな背景でここまで足を運んできたのかは分からないけれど、
一人ひとりを大切に思い、一人ひとりに最高のサービスをするということ。
それを徹底するためには、自分1人だけでは難しく、チームとしてお互いにそういった雰囲気、ルールでもってやることも必要だと思いました。
率直な感想。
ある適度接客をして来た方であれば、当たり前だなと思える内容だと思います。著者のように、ゼロから接客業に挑戦される方には等身大目線のタメになる話かもしれません。だからこそ新入社員の課題図書などにも選ばれるのかもしれないですね。
スキルアップのための本を探しているのであれば他を探す方がおすすめかな?と思います。
喋り口調でテンポ良く、読みやすい本でした。
Posted by ブクログ
ディズニーランドのホスピタリティの素晴らしさについて語った本はたくさんあるが、現場で働いたことのある人のリアルな感想が正直に書かれていて、驚いた。最初は先輩キャストたちがニコニコしていて正直気持ち悪かった…とか、ルール違反をしてしまったときの叱責の言葉の乱暴さとか(笑)
会話文が多いので、漫画を読んでいるような感覚で、読みやすかった。
なるほどと思ったのは、「一握りの勇気」を持つことの大切さ。
お客様へのサービスとしとの声かけで、断られたらどうしよう…とか、厄介そうなお客様の対応とか、そういう怖さを乗り越える勇気を持って仕事をすれば、お客様にも喜んでもらえるということ。