【感想・ネタバレ】insight(インサイト)――いまの自分を正しく知り、仕事と人生を劇的に変える自己認識の力のレビュー

あらすじ

佐渡島庸平さん(株式会社コルク代表取締役)推薦!
「汝自身を知れ。自分自身を理解できない存在だと考え、理解しようと努め続けている人こそがプロフェッショナルだ」

成功と失敗を左右する、最も重要なのに最も見逃されている要素、「自分を知る力」

仕事での成果や良好な人間関係、そのカギは「自己認識」にある。
しかし、多くの人は思い込みにとらわれ、自分の可能性を狭めてしまっている。
ビジネス界でも活躍する組織心理学者が膨大な先行研究と自身の研究・実践から、
自己認識の構造を理論的に解明し、
思い込みを乗り越え、より深く自分を知るための方法を伝える。

複数の賞を受賞!
Strategy+Business誌ベストビジネスブック2017選出
Business Insider誌ベストビジネスブック2017選出

各界のプロフェッショナルも大絶賛!!
「自己認識、内省、および自分と向き合う方法に対する世間の考えは、
基本的に間違っていて役に立たない。
そうした情報を信じて、私生活でも仕事でも好ましくない行動を続けてしまう人が多い。
自身の経験と膨大なリサーチをもとに、ユーリックは真のインサイトにいたる方法、
つまり自分自身を変え、仕事で関わる周りとの関係を変革する方法を明らかにする」
エド・キャットムル(ピクサー・アニメーション・スタジオ共同創設者、『ピクサー流 創造するちから』著者)

「自分が駆け出しの頃に欲しかった一冊であり、
人格や職業上での成功の基盤となる自己認識を高めたいと願うすべての人びとにお勧めしたい一冊だ。
まさしくインサイトに満ちている!」
アラン・ムラーリー(フォード・モーター・カンパニーの元CEO)

「単なる一過性のスキル・ノウハウ本ではない。
根底から自己認識の大切さを紐解き、誰もが一生をかけて、
本気で向き合っていかなければならい自己を知るためのガイドラインとなっている」
中竹竜二(本書監訳者、株式会社チームボックス代表取締役、日本ラグビーフットボール協会コーチングディレクター)

目次
第1章 二一世紀のメタスキル
<第1部 基礎と障壁>
第2章 自己認識の解剖学―インサイトを支える七つの柱
第3章 ブラインドスポット―インサイトを妨げる目に見えない心のなかの障壁
第4章 自分教というカルト―インサイトを阻む恐ろしい社会的障壁
<第2部 内的自己認識―迷信と真実>
第5章 「考える」=「知る」ではない―内省をめぐる四つの間違った考え
第6章 本当に活用可能な内的自己認識ツール
<第3部 外的自己認識―迷信と真実>
第7章 めったに耳にしない真実―鏡からプリズムへ
第8章 予想外の厳しいフィードバックを受け止め、向き合い、行動に移す
<第4部 より広い視点>
第9章 リーダーがチームと組織の自己認識を高める方法
第10章 思い込みにとらわれた世界で生き抜き成長する
巻末資料
謝辞
原注
監訳者あとがき(中竹竜二)

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白い!
自己認識をすることがいかに難しいのか、そして、正しく自己認識をすることがいかに大切なのかを、事例とともに教えてくれている。
誤った自己認識をしていると自分も他人も不幸にしていく可能性が高くなり、正しい自己認識をしていると幸福度は高まると思われる。
自己認識を高める方法も詳しく載っているので、自分がどこでつまづきがあるのか、それをどう乗り越えるかが分かる。
それはチームの状況を見る上でも大切な視点である。
巻末にある自己認識チェックシートも良くできているため、一度トライしてみると面白い発見がある。

自己認識とは、自分自身のことを明確に理解する力-自分とは何者であり、他人からどう見られ、いかに世界へ適合しているかを理解する力
内的自己認識とは、自分の価値観、情熱、野望、理想とする環境、行動や思考のパターン、リアクション、そして他者への影響に対する内的な理解のこと
外的自己認識とは、周りが自分をどう見ているか知る力のこと
自己認識は伸ばすことのできるスキルである。
本書の目的、自分を知らない状態から一歩抜け出し、自分に対するインサイトを得て、より賢明な選択をし、より強固な関係を育み、そしてよりよい人生にしたいという願うすべての人に向けた本。

自己認識7つの柱
・価値観を知る:自らを導く行動指針
・情熱:愛を持って行うものはなにかを知る
・願望:経験し、達成したいもの知る、本当は人生に何を求めているのか
・フィット:自分が幸せで存分に力を尽くすために必要な場所を持つ、自分が幸せで存分に力を尽くせる環境を見つける
・パターンを知る:パターンとは、あらゆる状況で見られる思考や感情や、行動の一貫した傾向
・自分のインパクトを知る:インパクトとは自分の行動が周りへどう影響を与えるのかを知るために、視点取得(パースペクティブ・ティキング)を持つ
視点取得とは、他者の思考や感情を想像する力
・リアクション:自分自身の力量を物語る思考、感情、行動を知る


自己認識力を高める
内:ダブルループ学習(自分の価値観や前提を疑うこと、他者からも疑問を投げかけてもらう点)(過去にした予測と実際の結果を比較検証する習慣を身につける)
外:自分の能力や行動にフィードバッグを求める
フィードバッグは愛のある批判者の物を聞く、正直でありながら、心底こちらのことを思ってくれる相手。

自己認識を持つチームとは、力を尽くして同様の理解を集団レベルで得ること
基礎1:目的、何を達成しようとしているのか
基礎2:進捗(確認)
基礎3:プロセス、どうやって目的を実現するのか
基礎4:前提、自分たちの事業、環境を正しく認識しているか
基礎5:個々人の貢献、各メンバーはチームのパフォーマンスにどんな影響を与えるのか
自己認識をもたらうリーダーの要素
1、手本を示す
2,心理的安全性を確保する、及び期待
3,継続的な取り組み

1
2020年01月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

自己認識への自問は稀
内的自己認識・外的自己認識 相関無し
 22歳の中佐のワシントン、ネセシティ砦の戦いの失敗
 自然にできる人へのインタビューでは答えは見つからない

自分自身と、他人からどう見られているかを
理解しようとする意志とスキル

インサイトの7つの柱
 ①価値観
 ②情熱
 ③願望
 ④フィット:力を尽くせる環境
 ⑤パターン:あらゆる状況で思考や感情や行動の傾向
 ⑥リアクション
 ⑦インパクト:自分の行動の周囲への影響

何を達成したいか=目標ではなく、
人生に何を求めているか?

ダニング=クルーガー効果
 最も能力のない人が最も自信を持っている傾向
 2歳から認識しはじめ20歳ころに自己像をまとめる
盲点の最小化
 予測と結果の比較、学び続ける、フィードバック要求

自分教
 なるより、思い込むほうが簡単
謙虚さと自己受容
 ミーフォーマーからインフォーマーへ
なぜは自分の周りを理解、何で自分を理解
 内省は自己認識を生まない破壊的なもの
 反芻は自分を責める破滅的なもの

マインドフルネス瞑想 以外の方法
 リフレーミング:複数の別の見方をする
 比較と対比:日々のうまくいったことのチェック
 
MUM効果
 望ましくないことに沈黙を保つ
 >愛のある批判者からフィードバックを求める

0
2020年12月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

自分を知らない状態から一歩抜け出し、自分に対するインサイトを得て、より賢明な選択をし、より強固な関係を育み、よりよい人生にしたいと願うすべての人に向けた本。


メモ
・視点取得。自分のうちのみではなく、外からの視点を取得する。

0
2020年03月05日

「ビジネス・経済」ランキング