【感想・ネタバレ】キャバレーのレビュー

あらすじ

音楽の神に愛された美青年、矢代俊一。
恵まれた家庭、一流大学。その全てを捨て彼が選んだのは、場末のキャバレー。
本物の音楽を知りたい、その欲求に突き動かされ演奏する俊一に、
暴力団幹部の滝川は魅了される。
俊一の音楽がいかに好きかを告白する滝川に、次第に絆されていく俊一。
しかし仲間の裏切りにより、俊一は滝川の組からその身を狙われることに。
殺せばいいと強がる俊一に、葛藤する滝川は……。

天才への憧憬とどうしようもない現実をその筆であざやかに切り取って見せた、栗本薫の名作!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

若きアルトサックス演奏者の話。その容姿と才能からいろんな人の関心を集めて、面倒な事件に巻き込まれていく。

主人公に惹かれる人はなぜ惹かれるか理由が説明できないってみんな言う。もちろん主人公自身もなんで自分が好かれいるのか分からず困惑する。
自分とかけ離れた人を好きになるというか、憧れるという気持ちはすごいわかる。宇宙人みたいに何考えてるか分からないから、変に勘繰らなくてすむし、自分の都合の良いように相手を解釈できる。自分にとってまったく理想通りの人って存在しないけど、いるかもしれないって夢見せてくれる相手っていいなって思う。
ここに出てくる人は主人公に夢や理想をみている気がする。

0
2019年04月27日

「小説」ランキング