あらすじ
浪速府で発生した新型インフルエンザ「キャメル」。致死率の低いウイルスにもかかわらず、報道は過熱の一途を辿り、政府はナニワの経済封鎖を決定する。壊滅的な打撃を受ける関西圏。その裏には霞が関が仕掛けた巨大な陰謀が蠢いていた――。風雲児・村雨弘毅(ドラゴン)府知事、特捜部のエース・鎌形雅史(カマイタチ)、大法螺吹き(スカラムーシュ)・彦根新吾。怪物達は、この事態にどう動く……。海堂サーガ、新章開幕。※【電子版あとがき】をはじめ、ストーリー上の出来事が一目でわかる【桜宮年表】や【作品相関図】、小説・ノンフィクション作品の【海堂尊・全著作リスト】、小説作品の【「桜宮サーガ」年代順リスト】など数々の電子版特典を巻末に収録!
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Posted by ブクログ
最近インフェルノを読んだので、あぁぁ~…と。
ウィルスは地球の抗ヒト薬剤のあたりね。
まぁあんなに栄えていたという痕跡の残る恐竜だって滅びたんだから、人類だっていつかは滅びるんだろうなぁって気はしたりも。
スカラムーシュがこんなところで活躍してて吃驚。
モヒカン君はいいキャラだったなぁ。
Posted by ブクログ
部ごとに主人公が違うのが斬新だった。
ただ、キャメルについてもう少し詳細に描いてほしかった部分はある。
彦根に魅せられた。相変わらず素敵。日本三分の計のとことか。
今作だけでは消化不良感があるので、次回作が楽しみ
Posted by ブクログ
2009年の豚インフルエンザ流行を元に書かれた小説とのことだが、
現在のコロナ禍の中で読んでいると色々と考えさせられるものがある。
個人的にはキャメルの話をもっと掘り下げたものが読んでみたかった。
この後「アリアドネの弾丸」に続くとのこと。
マスコミや呑気な一般人にいらいらしてしまった。
本筋とは関係無いが、緊急事態宣言中で空いているからと遊園地へ来て
お金がもったいないとジュースも買い与えず子供を『放し飼い』する親が
コロナ禍中でもいたなぁと思った。
歴史は繰り返し、多くの人は忘れるからこそ
過去の事件を元に執筆した小説がまるで未来予知のようになっているのが
興味深い反面人間の駄目さ加減を改めて自覚させられる。
Posted by ブクログ
三部制から成るんだけど、もうちょい色々絡めて欲しいかな。縦割りすぎて、あの件まだ?あの人の話は?みたいな事になる。
しかも、登場人物が頭良すぎて、難しい言葉を使うから全く理解出来ない。海堂さんは読み手の気持ちを考えてんのかな?好きな作家さんだけど、今回のはちょっとね。。
再読、おススメは無し。