あらすじ
▼「人手不足」「最適配置」「人材育成」などの悩みを解決する糸口は、
「科学的」人事にある!
人手不足や働き方改革が叫ばれ、業界再編やグローバル化が進む中、
人材戦略の変革は待ったなしの状況だ。
しかしながら、未だに旧態依然の人事管理にとどまっている企業は少なくない。
社員の情報は散在し、活かしきれていない状況が多いのではないだろうか。
そこで、マーケティング思考とITを活用する「科学的」な人事戦略を提案する。
マーケティング思考を採りいれながらITを駆使し、人材データを蓄積・分析・共有・活用するのである。
そして「人材の見える化」を実現し、個々の人材にあった配置や育成を行うことで、社員のパフォーマンスを最大限に向上させる。
本書では、「科学的」人事に必要な視点や考え方、分析手法はもちろん、具体的なデータ活用方法までくまなく解説している。
古き人事戦略から脱皮したい経営者や人事担当者にとって、必読の内容である。
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Posted by ブクログ
人事にマーケティング要素を取り入れるべき、が主張の本。csを上げるためにまずesから…という感じ。結局何のために導入するのかをはっきりさせないといけない。あとテキストマイニングという技術を知れて良かった。
Posted by ブクログ
ITを用いたマーケティング手法を人事に当てはめて考えてみよう、顧客を社員に置き換えてみようという内容は確かにと腹落ちした。機微なデータを個人情報の観点でどう取り扱うべきなのか、その点深掘りが必要になるだろう。
疑似科学です 騙されないように
科学的などと主張するが実際には科学性のない虚偽の主張を疑似科学といい、
日本でも「疑似科学とされるものの科学性評定サイト」などが立ち上がっています。
(検索すればヒットします)
条件とつきあわせてみるとよいでしょう。
ツールのための宣伝本のようですが、何100回と連呼している科学について有効検証の記載が一切ありません。ツールの使用料だけでなく、使う人全員のコストもかかるわけですから、有効性をどうやって検証したか会社に問い合わせてみるとよいでしょう。
引用情報、文献は一切ありません。
1. データベースに人事情報を入れましょう
2. グラフ化しましょう
3. 使いましょう
4. インターネットの発達によって人事情報取得の頻度を増やせるようになったので増やしましょう
5. グラフ化しましょう
6. 使いましょう
ということがかいてあるだけです。
気になった点としては、
2章のP50において、個人の経験にもとづく判断を体系的に共有されていない「属人的」と問題視していますが、「属人化」の反対語は当然、「マニュアル化」や「規則化」です。
ここで、属人の反対は科学などとわけのわからない展開がはじまり、
「マニュアル化」のことを以降の150ページにわたって科学的と連呼しています。
疑似科学とされるものの科学性評定サイトにも記載がありますが、例えば、根拠がなく何度も何度も否定されてきた性格判断である血液型を、根拠なくしんじているレベルの著者ではないかと思います。