あらすじ
まるで“浮き輪”のようなお腹まわり・・・このポッコリお腹をなんとか凹ませたい。でも、「あんまり頑張らずに」ってのが人情ですよね。運動すれば痩せるのは分かってる。けれど、それができない、やりたくないんですよね。わかってます、わかってますとも。その体脂肪、運動ナシで落とす方法を教えましょう!
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Posted by ブクログ
体脂肪の原料は「脂質」と思われがちで、脂質を多く含む食べ物を避けようとする人が多いけれども、実際のところ、体脂肪の原料は主に「糖質」だそうです。 したがって、糖質制限で肥満が解消できるとし、その根拠は(肥満ホルモン)とも呼ばれる「インスリン」の働きを抑えられるからなのだそう。 痩せるしくみを前半でわかりやすく説明して、後半は1日2食で体脂肪を燃やす食生活のヒントを紹介しています。 食べていいもの&量、避けたほうがいいもの、外出先でのおすすめメニュー、お酒、コンビニメニュー、自炊メニューなど、親切すぎるぐらい丁寧に教えてくれる本です。 著者である江部先生も、この糖質制限を実践して痩せた経験者であるので、納得感が強いです。
Posted by ブクログ
・糖質過多は万病のもと。体がさびる
☆3代栄養素 タンパク質、糖質、脂質
糖質含まず
→肉類、魚介類、玉子、大豆食品、野菜、キノコ、海藻
・血糖値を上げるのは糖質だけ。取ったら太るのは糖質。脂質ではない。
→ご飯、パン、麺類、芋類、おかしを減らす
マヨネーズ、バターは糖質を含まないため、糖質制限では気にせず摂ってよい
脂質を摂っても体脂肪にならない
内臓脂肪が悪玉ホルモンを増やす
果糖ブドウ糖液糖→中性脂肪が生じやすく太りやすい
ブドウ糖果糖液糖→血糖値の急上昇を招き、血管と薄い像を傷めつける
→猛毒
逆流性食道炎は糖質制限で治る
糖質の過剰摂取は血圧を上げる
風邪の時のおかゆ、うどん、スポーツドリンク
→糖質をたくさん含むので血糖値が急上昇
→高血糖になると体内の酸化が進んで免疫機能が落ちる
→逆に風邪が治りにくいかも
↓
湯豆腐、野菜スープ、玉子スープ、味噌汁などがベター
Posted by ブクログ
成長期にも低糖質を勧めていたのが新鮮だった。成績があがるのはすごいことだと思う。
5章が印象に残った。
糖質の過剰摂取による糖化・酸化は糖質病の本質を示している。
糖化は体内に入った糖質が体温で温められることで起きる(糖化:過剰な糖質(ブドウ糖)が体のたんぱく質と結合する)。赤血球の中のヘモグロビンとブドウ糖がくっつくと、ヘモグロビンA1c(HbA1c)が高くなる。さらに糖化が進むとAGEs(エージス:最終糖化産物)が生じる。AGEsがたまると、血管では動脈硬化、骨では骨粗しょう症、水晶体では白内障、皮ふではシミしわ、糖尿病の合併症で人工透析や失明、足の切断などを引き起こす。
酸化(この部分よくわからなった、酸化とは活性酸素によるものと書かれているが・・・(´・ω・`)?急に活性酸素が出てきて、酸化の定義がしっかり書かれていない。化学の酸化と同じなのだろうか。酸化という言葉自体医学的に定義されているのだろうか?あとで調べなきゃ)人体には活性酸素を無害化する抗酸化酵素があるが、このバランスが崩れ酸化反応が抗酸化反応を上回る状態になる(酸化ストレス)と、老化を加速させることになる。活性酸素を増やす体内的な要因は、食後高血糖、血糖値乱高下、高インスリン結晶。この中の食後高決勝は発がんに関与しているといわれている(国際糖尿病連合の疫学調査を根拠)。
糖質の頻回・過剰摂取がもととなる病を糖質病ととらえている。糖質病は、糖化で挙げた病気のほかに虫歯・歯周病、心臓病と脳卒中(動脈硬化が原因)、認知症などが挙げられている(その仕組みも書かれていて、とても興味深かった。人体ってすごいな)。