あらすじ
就職祝いに連れていかれた料亭で板前・志波の作り出す料理に感動し、プロポーズ紛いの言葉を口走ってしまった健太。冗談で流されるものの、次の日から健太は志波の料理以外受け付けなくなってしまう。どうやら先祖に吸血鬼がいて、その症状は恋をすると発動するらしい。確かにちょっといいなと思ったけど、恋のわけがない──半信半疑ながら店に通ううち、志波も食べっぷりのいい健太を気にしてくれるようになり?
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縮むネタが好み
吸血鬼…ではないですが(笑)
男前で性格イケメンの攻めが大変かっこよく好みでした。
本誌掲載分だけなら吸血鬼ネタなしでかっこいい攻めとご飯大好きの受けの話で良いんじゃないかと思っていました。
ここまでなら吸血鬼ネタが入って星3だったのですが、書き下ろしの縮むネタが珍しくてすこく好みでした!
子供だから食べるの大変で情緒も不安定で甥っ子に嫉妬しちゃって…かわいいー!!
たちまち星4になりました。
最終的に受けのほうが男前なんじゃないかと思われそれも良かったです。
Posted by ブクログ
食べることが大好きなのに、突然味が分からなくなる。その原因が自分が吸血鬼の血を引いているからで...。という話。食事中、全力で楽しもうとする健太は見ていて楽しいのに、その食事ができないなんてつらいだろう。そんな中、唯一楽しめる料理を作ることができるのは斯波だけど、最初からかなり謎の人という印象。冗談なのか本気なのかよく分からないから。読み終えた今では、全て本気だった気もする。突拍子もないことを受け入れてしまうのはすごいかも...。と思った。
かみ合っているかちょっと不安になる2人のやりとりも楽しい。2人とも、相手のことを「察する」のが苦手だから、やきもきすることは多かったけど。
Posted by ブクログ
▼あらすじ
板前・志波の作る料理に感動し、思わずプロポーズしてしまった健太。
けれどその日から志波の料理以外味がしなくなり……!?
年の差ロマンス♡
***
ストーリーの完全度:普通
トーン:あまあま・ほのぼの
エロ度:低い
萌え度:普通
総合評価:★3.5
Ciel先生の表紙とタイトルに惹かれて購入。
初読みの作家さんでしたが、うーん…ちょっと思ってたストーリーと違ったかな(^^;)
文章力は高いと思います。特に作中に出て来る料理の描写が素晴らしく、夜中に読んだ事を後悔したくらい。どの料理も思わずゴクリと生唾を飲んでしまうほど美味しそうに描かれており、その点は大変魅力的に感じました。
また、キャラクターも良かったです。可愛い顔して意外と大食漢な受けや、取っ付きにくそうなイメージとは裏腹に意外と気さくで面倒見が良い攻めなど、CPは好みでした。
挿絵は勿論、大好きなCiel先生なので言わずもがな…です。
じゃあ、何が駄目だったのかと言うと「設定」の一言に尽きます。それも吸血鬼の、です。
申し訳ないのですが、これだけが私のイメージと大きく異なっておりまして…。吸血鬼モノなのに厳密には吸血鬼モノじゃなかったところに少々裏切られた感が…。
期待していた分、吸血鬼の正体は謎の微生物だとか、吸うのは血じゃなくてオーラだとか言われても困惑しかなく…。ご先祖様が遠い昔に交わったのが吸血鬼じゃなくてヒルみたいな巨大な軟体生物っていうのもロマンがないし、何だかなぁ…と(-_-;)
吸血鬼モノだったら割と何でも楽しめる方なんですが、ここまで従来の設定から逸脱してしまうとコレジャナイ感が強くなってしまい、ちょっと吸血鬼モノとしては楽しめないな、と思いました。(※あくまで個人的な意見です)
今回はハマりきれず残念に思いましたが、海野先生の作品は他にもう一冊別のものが手元にあるので、これに懲りず次の作品に期待したいと思います。