【感想・ネタバレ】ダナーク魔法村はしあわせ日和 ~ただしい幻獣の飼い方~のレビュー

あらすじ

ダナーク村恒例の暮れの大掃除で、大事件発生! 魔法書庫の掃除担当のビーが、禁断の書を蹴倒したせいで、封じられた魔獣たちが解き放たれてしまったのだ! 村人総出でなんとかすべての魔獣を回収したものの、最後に正体不明の奇妙な卵が残されていた。イズーは監視を任されて!? 青年警察署長イズーと突撃魔女ビーのマジカル・コミカル・ファンタジー! 表題作に加え、3作品を収録。 【目次】クライン署長の優雅ではない休日/うるわしのエラ/たのしい使い魔生活/ただしい幻獣の飼い方 ※あとがきは収録されていません。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

4作品が収録された短編集ですが、本編の間の話もあって、後書きによると、本編も含めて下記の順になるとのこと。
確かに本編でも、短編集の内容に触れている部分もあって、気になっていたので、この順で読むと最後までスッキリ読めると思います。

1.都から来た警察署長
2.クライン署長の優雅ではない休日(「ただしい幻獣の飼い方」に収録)
3.ひみつの魔女集会
4.ドラゴンが出たぞ!
5.うるわしのエラ(「ただしい幻獣の飼い方」に収録)
6.たのしい使い魔生活(「ただしい幻獣の飼い方」に収録)
7.いとしのマリエラ
8.ただしい幻獣の飼い方(「ただしい幻獣の飼い方」に収録)

<クライン署長の優雅ではない休日>
くそまじめなイズーがみんなに急かされるように取った、せっかくのお休みですが、カラスの化け物に襲われて、それを助けようとしたアガードによって、魔法陣でまくらの森に飛ばされ、オオカミの化け物にも出会うっていうお話。

本編でよく出てくるイズーとビーのいつもの日常って感じで、話としては特になんとも思いませんでしたが、「ひみつの魔女集会」で、このときの出来事が話に上がっていたなって感じでした。

<うるわしのエラ>
ビーの名前につく「エラ」の意味が知りたいイズーでしたが、アガードによって箝口令が村に敷かれてしまい、答えを魔女会館の図書に求めたところ、またしてもビーの邪魔?によって、一つ目のヒョウに襲われるという話。

よく考えると、この物語の話って、ずーーっとこんな感じで、ビーのトラブルにイズーが巻き込まれるっていうような話が多いように思います。
ちょーーっと食傷気味かも。

それにしてもアガードの名前に、「エル」とか「エラ」が付かない理由、知りたいです。

<たのしい使い魔生活>
このお話が、イズーがコウモリにされたお話でしたが、コウモリにされた理由は、ビーの父が誰かってことをかぎまわったからでした。

本編を最後まで読んだので、ビーの父が魔王ってことはすっかり分かった状態でしたが、コウモリになったイズーがかわいいのとボスコウモリのジョーが関西弁なのとか、ギャラントが元奥さんとよりを戻そうと一生懸命だったこととか、なかなか面白かったです。

ギャランとがよく警察署からいなくなるのは、もしかして花を育ててたんでしょうかね?

<ただしい幻獣の飼い方>
またもやビーがいらんことをしたために、魔獣が村中にあふれてしまいますが、その中で見知らぬ卵を発見したことから、またトラブルが発生です。

卵がかえり、イズーに妙になついているのは、卵がかえったときに初めて見たのを親と思うからかと思いましたが、そうではなかったようで、元はビーの産物だったとのこと。
うーん、イマイチな最後でした。
魔王とか出てきて欲しかったなぁ。
(オレの娘の相手とはどんなのだ・・・みたいに)

とにかくこの話で、「ダナーク魔法村はしあわせ日和」は終了です。
「鳥籠の王女と教育係」とあわせてよむと、意外と面白いかもしれませんね。

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2011年01月08日

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