あらすじ
ポーシアとルーが、雪嵐の中、導かれるようにしてたどりついたのは、王族に捨てられ、無人となったザイクルーヴ城だった。かつてナーシアとマイが暮らしていたその城で、ふたりはある物を発見する。一方、王太后宮の一室にひそかに集まったマイたちは、<天人(セレエ)>たちから、それまで語られることのなかった驚愕の真実を明かされることとなり――!? 新・伝奇ロマネスク、最終章! ※イラスト・あとがきは収録されていません。
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Posted by ブクログ
どこまでも谷の底を行くかのような、救いのない話。
ようやく見えたひとつの光。
それを掴み取る事ができるのか。
それとも、それは空の星なのか。
どこまでも相手のために行動するその姿も救いがなく
終わりがなく、どれも選べず。
本当にここで終われるのか、疑問盛りだくさんでしたが
あまりな終わりに呆然と、3度ほど読み返してしまいました。
潔すぎるその選択というか、断ち切り方というか…。
やられた方としては、もう泣くしかないですね。
疑問に思ったのは彼女が一体どこで王妹にあったか。
思い返してもても、それらしき部分に憶えがないのですが…はて?
Posted by ブクログ
ガイユの書シリーズ4
ポーシアとルーが雪嵐の中、導かれるようにしてたどりついたのは、王族に捨てられ無人となったザイクルーヴ城だった。かつてナーシアとマイが暮らしていたその城で、ふたりはある物を発見する。一方、王大后宮の一室にひそかに集まったマイ達は“天人”達から、それまで語られる事のなかった驚愕の真実を明かされることとなり…。
新・伝奇ロマネスク、最終話。
Posted by ブクログ
おそらく大人の事情で最終巻になってしまったのかなという気が・・・。
元々展開の速いシリーズでしたが、最終巻はもう1冊分くらいかけて書いても良いんじゃないかな〜と思うような内容でした。
もう1冊あればきっとアーシアの詳しい話とかも読めたのかなぁ、と。
少しあっさり終わってしまった感じです。
とはいえ、きちんと決着はつき、ハッピーエンドではないものの救いの残るラストで良かったです。
相変わらず静かな美しい文章が物語の雰囲気と合っていて素敵です。
ラストの終わり方とかも本当に綺麗。
雑誌掲載の短編をまとめたものが、書き下ろし(ユサーザかアーシア辺り)短編ありで出てくれたら凄く嬉しいんですが。
新シリーズも始まっちゃってるし無理ですかねぇ。。
Posted by ブクログ
最終巻。
鏡写しの少女たち、彼女らを巡る男たち。
死した者たちの願い、想い、心。
そして、選んだ道とその結末。
生きることは難しくて、切ないもの、ですね。
Posted by ブクログ
最終巻にして些か性急な結末の付け方だった。
結局最後まで灰かぶりたちは魔術師たちに振り回されていたけど、一番最後には各々の意思を通したんじゃないかなと思える。
灰かぶりの二人は精神的にはくっついてるような感じだけど、恋愛的にはくっつかなかった感じ。まあ、内容的にあまーい恋愛はちょっとおかしいからこれでいいのかもしれない。くっついてほしかったけど。