あらすじ
大人気漫画「ゴールデンカムイ」のアイヌ語監修者による、唯一の公式解説本が誕生! 野田サトル先生によるオリジナル描き下ろし漫画も収録!! 2018年に手塚治虫文化賞でマンガ大賞を受賞し、アニメ化も果たした累計発行部数900万部超の大ヒット冒険活劇漫画「ゴールデンカムイ」。同作をきっかけにして、初めてアイヌ文化に興味を抱いたという方も少なくないのではないか。本書はそんな大人気作品のアイヌ語監修者が、漫画の名場面をふんだんに引用しながら解説を行った、画期的入門書である。「アシ(リ)パたちの名前はどのように決まったのか」「話題の“オソマ”と“チタタプ”にまつわる裏話とは?」「“ヒンナ”の正確な意味と、本当の使い方」など、原作ファンならば漫画が100倍面白くなること必至の知識が満載となっている。もちろん、それだけではなく「アイヌの先祖はどこから来たか?」「アイヌ語から解き明かす北海道の地名」「徹底解説! アイヌ文学」など、原作を知らない方でも楽しめる内容が盛り沢山。アイヌ文化について知りたいならば、まず最初に読むべき最高の入門書だと言えるだろう。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
炎自体がカムイ
実際には毛皮や肉を得るために、人間がクマを狩りに山に行くが、観念の世界ではクマのほうから人間のところに遊びにくる
アイヌの伝統的な考え方では夢は「現実の一部」
子供への名前の付け方一番強い制約が「同じ名前をつけてはいけない」自分たちが知ってる亡くなったひとも含む。恩恵も災いも名前によって届けられるから
アシリパの名はどこから思いついたのか忘れた
争いは言葉で解決できる
チャランケ
「チタタプ、チタタプ」と言いながら刻むというのは野田先生の創作。ほんとは無言?
「ヒンナヒンナ」は「おいしい」ではなく「感謝する言葉」
何かを受け取っていう場合には、両手でそれを軽く数回上下させながら、頭を軽く下げつつ口にする。「ようこそ私のとのろへやってきてくれました」という気持ち
「おいしい」は「ケアラン フミー!」
食事をしてるとき「まずい」とか「肉が少ない」とか言ってはいけない。他人の家でごちそうになって文句を言わないように。アイヌでは肉も山菜もカムイからのお土産だから