【感想・ネタバレ】生ける屍の死(上)のレビュー

あらすじ

アメリカはニューイングランド地方の田舎町、トゥームズヴィル。同地で霊園を経営するバーリイコーン一族では、家長のスマイリーが病床に臥しており、その遺産を巡って家中にただならぬ雰囲気が漂っていた。一方その頃、アメリカの各地で、不可解な死者の甦り現象が起きていたのだが――日本ミステリ史を代表する革新的な名作が、全面改稿により今鮮やかに甦る!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

このミステリーがすごいのキング・オブ・キングスで1位だったので。

日本の作家とは思えない文体、
散りばめられたアメリカの宗教や文化の知識、
それによる土葬やエンバーミングを踏まえた上の、
死者のよみがえり設定は素晴らしいと思う。

霊園と葬儀社の経営者一族の家長が死を迎えようとしている。
家長の後妻とその息子、前妻の息子たち、娘や孫、息子の愛人とその娘の中には、
遺言状の変更に一喜一憂する者も。
そんな中、孫のパンク族の青年が死んでしまう。
そして世の習いで甦えるが、自分がなぜ死んだかわからないまま、
次々と人が死んだり甦り、探偵役を務めることになる。

(下巻へ)

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2024年12月21日

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