あらすじ
「近い将来、必ず日本企業は外資型の組織に変わっていきます。変わらないと生き残れないからです」マクドナルド ディズニー外資歴45年 最強外資企業の元トップが語る日本企業が強くなる「8つの方程式」外資は本当に悪役か?年功序列や終身雇用は正義なのか?外資を「効率」「生産性」の観点から眺めてみたら……?好むと好まざるとにかかわらず、あと数年のうちに「外資型」に変われない日本の企業は生き残れないと思います。なぜなら生産性や効率の点で、日本型経営の企業は、外資系企業にかなわないからです――終身雇用や年功序列を廃し、完全能力制に基づく「外資の勝利の方程式」を、外資系企業歴45年のプロ経営者が完全伝授。これが「強い」企業を生み出す「勝利の方程式」だ!「タイトル(職位)別の職務記述書」「個人目標や成果重視の人事評価」「退職勧奨」「後継者育成計画」「リストラ」「5年戦略計画」と「年間遂行計画」
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文化、意識、捉え方の違い
たまたまラジオでこの本のことを知り読みました。もともと、外資(アメリカ)は契約社会である、働き方も契約が基本になっていると認識していましたが、それにはあらゆる面で効率が絡んでいると知りました。そうですね、美徳っていえばそう(例えばおもてなし)かもしれないですけど、日本には無駄がたくさんありますね。文化的な点でもあるが、それが商売となり不要なコスト、マンパワーとなっています。
私はヤマトに務めていますが、置いていくニーズに会社は拒否しています。でも、コープさんを始め今現在の大多数のニーズって置き配なのでは?
けど、大企業のプライドがムダなコストとそこでの差別化によるセールスポイントを醸成し、利益を蝕み社員への還元を疎外しているのではないか?、と当社の管理部門にいる人間として考えます。
Posted by ブクログ
外資の流儀というか「アメリカの生産性の裏にある考え方と仕組み」とでも言った方がしっくりくる本。
著者はマクドナルド黎明期に入社し、米国勤務等を経て業務オペ改善等を手がけるポジションまで上り詰めた後、ディズニーストアやKFCにて活躍した。
アメリカという国自体や、米国の生産性の高い企業であるマクドナルドやディズニーにおける考え方や日本企業・国家が乗り越えなくてはいけない課題が纏まっている。
企業変革のための効率的な仕組みについては第6章を読めば学べてしまいますが、筆者の経験談や転職戦略等々もきになる場合は全ページ読む価値がある一冊だと思います。
外資の流儀なんて言うからドライな本かと思いきや、非常に本質を突いた非常に良い本でした。
Posted by ブクログ
外資の生産性と給料が高い理由が垣間見れました。
短時間でも90%でokとし、費用対効果が無ければ敢えて10%を切り捨てる現実的な考え方は羨ましくも思いました。
日本企業の寿命が長いのは、ハイリスクハイリターンではなく企業の存続に重きを置く文化は納得。これが良いか悪いかは人の考え方なのでしょう。
転職の面接事に著者が見るところ
パッション>人柄(EQ)>能力
V字回復のための奇策
・新機軸(ホワイトスペース)を見つける
・成果主義をメインにした人事評価制度
・(特にBtoBの場合は)必ず勝ち組企業と組む
生産性の高さ
モットー
・社内外に敵を作らないこと(敵を作っても何の得にもなりません)
・評論家にならないこと(大事なのは有言実行です)
・人間は失敗して成長すること(成果は行動に比例すること)
常に頭は低く、アンテナは高くすること(情報が入ってきます)