【感想・ネタバレ】竜は動かず 奥羽越列藩同盟顛末 上 万里波濤編のレビュー

あらすじ

仙台藩下級藩士の婿養子だった玉虫左太夫は、学問を究めるため江戸に出奔した。昌平坂学問所の林復斎に認められ、仙台藩江戸藩邸の儒学者・大槻磐渓に邂逅する。世は、黒船騒動から安政の大獄の時代。蘭学を学ぼうとした左太夫は、日米修好通商条約のために渡米する外国奉行・新見豊前守の従者となる機会をつかむ。安政七年、咸臨丸の勝海舟を追うように、左太夫の乗った船は品川沖を旅立った。左太夫にアメリカはどう映ったのか?

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Posted by ブクログ

「仙台の玉虫左太夫(たまむし さだゆう)」という人物…戊辰戦争に関する物語で「名前が何となく頻繁に出る」という他方で、「知名度?」と思えなくもない人物で、「或る程度頻出する名である他方、“主役”ということでも?」というタイプの人物であるように思う。
その玉虫左太夫を主人公に据え、彼が駆け抜けた時代、独特な彼の歩み、そして彼が臨んだ戦いを描く“大河ドラマ”が本作である。
上巻は「万里波濤編」と名付けられている。恵まれているとは言い悪い境涯から身を起そうとした玉虫左太夫が米国渡航を経験するようになるという話しだ…

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2019年06月15日

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