感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
狂気が狂気を飲み込み、狂気に次ぐ狂気で、狂気が押し寄せる狂気小説です。
これは本当に面白かった!!!
どこまで本当なの〜と恐怖を感じながら読み終えた。
所々で作者が著書を侮辱する文章を書いてると思うと、また面白く、ニヤニヤしながら読んだ。
セリフ回しだったり登場人物のキャラなど、澤村先生はそういうユーモアもある人なんだと実感。
て感じで褒めておいたほうが良さそうなので褒めておきます…(意味深)
Posted by ブクログ
『この物語はフィクションです。実在の人物・団体とは一切関係ありません。』
このひと言に救われる作品。澤村伊智の作品を酷評した読者たちが惨殺されていくシーンは読んでいて「フィクションに決まってるし(震え声)」と言い聞かせながら、読み進めていたが、徐々に「え?本当の話?」とか「マジっぽくない?」とかそんな感情が湧き上がってくる。
全て読み終えた後、『この物語はフィクションです』の文字を探せて安心した話はこれが初めてではなかろうか。
秋の夜長にピッタリのホラー。
Posted by ブクログ
発想が本当に凄すぎる、、、、自分を主題にして最後まで現実だという匂わせをやめないのも凄く好み、、、恐怖小説キリカという題名からは想像もつかないくらい壮絶な話でいい意味で裏切られた。
レビューで酷評してる人いないか、その人のレビューが途中で途切れてないかを確認してしまった笑
澤村伊智さん本当に大好きなので殺さないでください。
Posted by ブクログ
ひょえ〜〜こわい〜〜おもしろい〜〜!!
一章目途中あたりで
先のページをたまたま開いてしまい
内場さんが電話打ち合わせの時の違和感を話してるところを読んで、キリカは妄想上の人格なのね!そういうお話か〜〜こわいなぁと思ってたら
それどころじゃなかったスプラッタ、、、
副島の押し付け感がすごく不快だったのと
三章目で梶山と香川の居酒屋でのやりとりがすごく緊張しました。
痛々しい描写は正直得意ではないけど
話の構成?とかもうすごくおもしろかった!
Posted by ブクログ
読書の感想をコツコツと書き続けている身としては非常に恐ろしい内容だった!最後に「フィクションです」と書かれていてもなんだか怖い。それくらい徹底している。
「ぼぎわん」で実際にホラー小説大賞を受賞しているし、そういう事実を織り交ぜながら書かれているので、どこまでが本当の話なのだろうと気になりだす。
書名から想像したのは、妻の霧香が何か怖いことをするのかなということだった。恐妻、興味ある!と思っていたけれど、そんな単純な話ではなかった。第一章の終わりに真実が明かされるまで、霧香は実在していると信じて疑わなかった。
まさか、まさかねと半信半疑で読み進めていくのは、自分も梶山のような立場で物語の中に入っている不思議な感覚で面白かった。と同時に怖いのだけれど。
引き込まれてあっという間に読み終えた。
Posted by ブクログ
初めてこの作者さんに触れたのが映画の「来る」で、その後原作が気になってぼぎわん、ずうのめを読んだところだったのである意味最高に楽しめたと思います。
毎回人間の嫌な感じの描写が上手くて怖いです。確か作者さんは男性と聞きましたが、ぼぎわんのイクメン描写とかで「『男性なのに』描写上手いですね」的なこと言われて嫌だったとかあるのかなぁ(「結婚してるのにこんなの書けるはずがない」的なこと言われる描写から)とか勝手に想像しながら読みました。
フィクションだよね…?えっ…いやいや、フィクションだよね?あれ?ってあとがきまでしっかり怖がりましたが、フィクションですよね???大丈夫ですよね??
Posted by ブクログ
怖かった。劇中劇の変化系というのか、主人公が澤村先生で、境遇も「ぼぎわん」がホラー大賞を受賞した後からの話で、リアリティがすごい。
読む前の想像では、キリカがサイコな人格なのかなと思いきや、怖いのは友達、そして実は主人公が…。
怖すぎてトラウマです。そしてこの話を読んだ後に評価を書くのが本当に怖い。
Posted by ブクログ
作家さんの名前が主人公になってて、まるで現実に起こっているような描かれ方をして、だからってこう感じてしまうのは我ながら単純で素直すぎる、と思うけど、それにしても今までで一番怖かった…!
怖くて怖くて、とにかく怖かった…。
一章読んでたときは、怖いのキリカじゃなくて友人じゃんって思っていたけど、恐怖の対象がどんどん変わっていくのもおもしろかったし、その怖さが自分にこんなにも襲い掛かってくるとは…。
評価5か4か悩んだけど、おもしろかった!より怖すぎた、が勝ってしまって、4.5できないから4!
Posted by ブクログ
"現代の全レビュー至上主義必読!"
読み終えた後、思わず自分の書いたレビューを見返した笑
物語の中盤でガラッと流れが変わり、ヘビーな描写が続きラストまで加速していく。
どこまでがリアルでどこまでがフィクションかわからなさも面白くしている。
Posted by ブクログ
一通り比嘉姉妹シリーズを読んでから、こちらの「恐怖小説キリカ」を読んだので編集者と香川の会話の流れが分かって良かった。
これが現実だとは思いたくないけど、現実と虚構を混ぜてると思うので何が何だか途中で分からなくなるのがまた面白かった。
澤村さんの作品は色んなレパートリーがあって、「次はどんなパターンで来るんだ?」と読む度にワクワクさせられて良い。
私的に上から目線の酷評レビューは不愉快だったので、そういう奴らが殺されて「良い気味」と思ったのは私だけではないはず(笑)
作中で「ぼきわん」「ずうのめ」酷評されてたけど、良いレビュー多くなかった?私は凄く面白くて、ぼきわんから澤村さんのファンになったけどって酷評してた人達にイラッとしてしまった。
Posted by ブクログ
星評価は4だが、細かく言うなら3.7ぐらい。
あとがきにもあったが、
エンタメ系ホラーなのだなぁという感じ。
しかし、ページ半分程のところで少しだれてしまった。
ずうのめ~とは違う怖さ。
「ずうのめ~」は未読なので、それらも読みたい。
Posted by ブクログ
読み終えて「ひぃぃぃ~!!」と声にならぬ悲鳴が胸の中で反響。過去の自分のレビューを一応確認したことは言うまでもないw
キリカの正体には薄々気づいたけれど、ホントの恐怖はそこじゃない。そこで終わらない。考えてみれば『ぼぎわん』や『ずうのめ』は琴子さんのような専門に対処してくれる人がいるが、『キリカ』のような事案には誰もいない。事が起こるまで警察も親身に動いてくれないし、自分だけで対処しなければならないんだよなぁ。そうなると、やはり一番恐ろしいのは人間…そうしみじみ思わせる作品を生み出した作者が一番怖い。
Posted by ブクログ
図書室にて。
めっちゃ感想書きにくい…
でもすごく怖かった。
こうやって読んだ本は感想書いてるし。
「ぼぎわんが、来る」が出版されるまでの苦労はすごく伝わってきた。
後、口コミの怖さも。
私もこうやって感想を書いているけれど、自分の読書記録のつもりだ。
言いがかりのようなことは書かない、正直に感想だけを書いているつもりだけれど、やっぱり嫌なこと書かれたら嫌だよね…
殺されたら嫌だからあまり書かないでいようと思うけど、もう1つ、この題名はちょっと違うと思う。
読んでみるまで作者の受賞後が舞台の話ということはわからなかったから、違和感があった。
受賞後に実際に起きたことという体がわかる題名の方が怖さをあおると思うのですがいかがでしょう?