【感想・ネタバレ】ふたつの日本 「移民国家」の建前と現実のレビュー

あらすじ

日本はすでに「移民国家」だ。この30年間で在日外国人の数は94万人から263万人へと約3倍に増加し、永住権を持つ外国人も100万人を突破した。2019年春からは外国人労働者の受け入れがさらに拡大されることも決まっている。私たちは「平成」の時代に起きたこの地殻変動を正しく認識できているだろうか? いま必要なのは、この「遅れてきた移民国家」の簡単な見取り図だ。「日本」はどこから来てどこに向かうのか?

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

近所のコンビニで、日本語が良くできてとても愛想が良いベトナム人の若い男性従業員を見かけるようになった。対応はいつも笑顔でテキパキとしていて、日本人流(?)の丁寧さもある方だ。彼のレジに当たると、(片側にいる別の日本人店員と違って)対応が細やかで気が利くから、仕事帰りでボロボロに疲れている時にはすごく有り難いし、頑張る気力をもらえる。
コンビニから出る度、彼はなぜこんなところで働いてるのか?どういう経歴を持っているのか?今後何がしたいのか?などとぼんやりと考えるようになってたのだが、ちょうどその時に、著者と仕事をしている知人から本書を薦められた。
そこまで馴染みのない分野だったからか、何故か読みづらく(文章は簡潔なのだが…)、なかなか集中して読み通せなかったが、諸相や問題を構造的に提示してくれたように思える。課題図書としては読まなかったので文章内容の要約等はしなかったが、再読した際には「移民」の行政区分を整理しながら読むと良さそうだ。

0
2021年06月19日

「社会・政治」ランキング