【感想・ネタバレ】花と龍(下)のレビュー

あらすじ

喧嘩と暴力が日常の沖仲仕の上にも、近代化の波は押し寄せる。巨大資本による石炭積み込みの機械化が企てられ、若松港で玉井組の親方となった金五郎は、荷主側との交渉に身体をはった。争議、脅迫、奸計、ヤクザとの生命をかけた抗争……。時代の激流と沖仲仕の独特な信念がひきおこす事件の連続のなかに、明治の男と女の豪放で繊細な交情を鮮やかに定着させた、痛快無類、興趣抜群の自伝的長編。

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Posted by ブクログ

男と女、やはり運命の波に翻弄さる。
本当に読んでいて飽きないのです。
でもこの作品は実話をベースにしているのです。
男と女は実は著者の両親です。

すごいのはたった一度のみ
彼が禁を犯し「脅迫」と言う行為をすること。
本当に窮地に陥ったときに用いたとはいえ
やはり金五郎は後悔しています。
稀有な存在だよなぁ、金五郎のような男は。

そして、終わらぬままのラスト。
彼らはその後、どのような人生を
歩んでいったのでしょうね…

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2012年04月18日

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