花と龍(上)

花と龍(上)

1,100円 (税込)

5pt

4.5

女は広島の山間から、男は四国の松山から、時を同じくして裸一貫の旅に出た。日露戦争を目前に控え近代日本は興隆の頂点をめざしていた。門司港の石炭荷役に携っていた二人の若者は、運命の糸に操られるように殺伐たる九州の港を流れるなかで結ばれ、転変の人生をともに歩みはじめる。玉井金五郎の侠気とマンの心意気、その底に通いあう細やかな愛情。著者天性の雄渾なロマンみなぎる名作。

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花と龍 のシリーズ作品

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  • 花と龍(上)
    1,100円 (税込)
    女は広島の山間から、男は四国の松山から、時を同じくして裸一貫の旅に出た。日露戦争を目前に控え近代日本は興隆の頂点をめざしていた。門司港の石炭荷役に携っていた二人の若者は、運命の糸に操られるように殺伐たる九州の港を流れるなかで結ばれ、転変の人生をともに歩みはじめる。玉井金五郎の侠気とマンの心意気、その底に通いあう細やかな愛情。著者天性の雄渾なロマンみなぎる名作。
  • 花と龍(下)
    1,100円 (税込)
    喧嘩と暴力が日常の沖仲仕の上にも、近代化の波は押し寄せる。巨大資本による石炭積み込みの機械化が企てられ、若松港で玉井組の親方となった金五郎は、荷主側との交渉に身体をはった。争議、脅迫、奸計、ヤクザとの生命をかけた抗争……。時代の激流と沖仲仕の独特な信念がひきおこす事件の連続のなかに、明治の男と女の豪放で繊細な交情を鮮やかに定着させた、痛快無類、興趣抜群の自伝的長編。

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    Posted by ブクログ 2012年04月18日

    男と女、やがて二人はつながり、
    夫婦となります。
    男気あふれる男。
    そして男勝りな女。

    しかし彼らも例外なく
    地域のさまざまな運命の渦に巻き込まれていきます。
    そして男はやがて組を任され…

    任侠ものだけれども
    男は怖い奴ではないです。
    珍しい作品かな。そういう点で。

    0

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