【感想・ネタバレ】明夫と良二のレビュー

あらすじ

磊落な浪人生の兄と、気立ての優しい中学生の弟。男の子二人のおかしみに満ちたやりとりを見守る姉は、間もなく嫁いでゆく。自然に囲まれた丘の上の一軒家に暮らす作家一家の何気ない一瞬に焼き付けられた、はかなく移ろいゆく幸福なひととき--。著者没後10年。人生の喜び、そしてあわれを透徹したまなざしでとらえた家族小説の傑作、初文庫化

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Posted by ブクログ

ネタバレ

地元のアルバイトしていた書店の古本屋コーナーにあった。先生が解説を書いている!と思い、880円ですこし高いけど買った。

何回も声を出して笑ったなあ。明夫と良二のやり取りは兄と弟によくありそうな出来事ばかりなのに、つい笑ってしまう。ちょっかいをかける兄とそれに困る弟の姿をこんなに楽しく読ませることができるのすごい。今年読んだ小説のなかで三本の指に入るくらい好きだったかもしれない。
解説を早く読みたくて買ったところもあったのに、小説が好きすぎてむしろ落ち着いた気持ちで先生の解説を読めた。長女・夏子さんの文章も書かれていて、すごくよかった。

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2021年10月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 9年前に崖の上に引っ越した井村一家。井村と細君、3人の子ども。5月に結婚する和子、4月から予備校の明夫、中3の良二。本書は明夫と良二を中心とした家族小説です。庄野潤三「明夫と良二」、1974.3刊行、2019.2文庫。

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2023年06月28日

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