あらすじ
『教師は探偵じゃありません。そんなに簡単な仕事じゃないんです』。フリースクールを舞台に起きる数々の問題とは……?
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Posted by ブクログ
まずは、鳴神幹久がなぜ「ひーくん」と呼ばれていたのか。
そういう背景か。安易に細谷雅子のことは責めれないけど、やはりやり方は間違っている。佐伯先生も子供らも自分たちの出来うる範囲で行動を起こすが事態は悪化。最後の最後には杏先生が全てを見通して細谷を説き、本来の生き方を促す。
あんなに詰め寄られたらさすがにね。ちょっと同情。
そして、瀬戸内バスジャック事件の犯人として言い当てられてしまった佐伯道成こと倉永道成の半生が語られる。
第一幕の時点では三億円事件はただの比較対象としてしか存在しないんだろうな~、と思っていたらちゃんと意味があったのはビックリ。
両事件共に、客観的に見たら直接的な被害者はいない。死者もいない。けれど傷ついた人はいる。事件後につくられてもいる。
近しい人を救うはずが、遠くの誰かを傷つけている。
独りよがりの正義感か。自己満足かただそばにいれば良かったのか。正解は解らない。
第三幕へ。
ところで舞原吐季の名前は見覚えがあるような……、レッドスワンサーガのどっかで出てたかな?