あらすじ
惚れ抜く八雲師匠の芸だが,オイラにゃできねぇ、気づき始めたこの与太郎。小夏の父ちゃん・亡き助六のすげぇ落語に取りつかれ、迎えた師匠の独演会、やっちゃいけねぇヘマをした。破門と言われた与太郎と、与太をかばう小夏の二人に、師匠が語る約束の噺たぁ……!? 与太郎放浪篇から八雲と助六篇へ。「長ぇ夜になりそうだ――」【※カラーイラストが収録された電子オリジナル特装版です】
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八雲と助六篇に繋がる
自分の失態で与太郎が八雲師匠から破門を言い渡されるが、
八雲師匠は本気でそうしようとは思っていなかったんだろなぁ。
彼の存在は、ずっと悲しみと罪悪感を背負ってきた八雲師匠の生活に光をさしてくれたものだから。
でも、彼の失態をただ許してしまうのも、甘やかしになるだろう。
彼が詫びて、食い下がることも期待していただろう。
破門しない代わりの3つの条件は、弟子である与太郎への愛情が溢れていた。
そして、この巻末の短編はデフォルメした与太郎たちが描かれてかわいい。
最後のには二つのカラーイラストも拝めます。