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Posted by ブクログ
さち子さんに一目惚れしてしまって、一巻が発売されるのをいまかいまかと待ち望んでいました。
下宿先で出会ったさち子と慎は、揃いの茶碗のように、二つで一つセットなんだと思わせるお似合いなカップル。しかし、慎のちんぽがさち子には大きすぎて二人は繋がり合うことができない。
これは、ちんぽに振り回される男女の悲しみと愛の物語。
よって、作中にはたくさんちんぽが出てきます。でもね下品じゃなくて、全部切実なちんぽなんです。切実なちんぽってなんだよって感じだけれども、こればかりは読んで下さいとしか言えない。
ちんぽが「入る・入らない」「入れたことがある・ない」に関わらず、読んでほしい。ここに描かれているのは、誰にでも関係のある性のことだから。
ゴトウさんのマンガでは、人の表情が丁寧に描かれていて、入らない悲しみと入れたい必死さが原作同様よく伝わってきました。お気に入りのシーンは、慎さんがさち子さんに「付き合って下さい」って言うところ。二人の赤くなった顔がとにかく可愛くて、大好きになった。
タイトルにびっくり
信じられないくらいの田舎に住んでいた主人公の鳥居さち子は閉鎖的な人間関係に嫌気が差していた。
同級生の性事情が筒抜けだったこともあって初めてはまったく知らない他人としたさち子。
終わったあとのシーツに広がる血や下腹部の痛みに後悔しているようだった。
高校卒業後は地元から離れたところに進学。
ボロそうなアパートであっても息が詰まりそうな地元よりマシだと思うさち子。
同じアパートに住む一つ年上の男子大学生の倉本慎と出会う。
倉本は初対面の時からあまり気を使わない感じの人でさち子の生活に入り込んでくるもののあまり不快感はない。
一年先輩ということもありお得な情報も教えてくれる倉本と距離が近づいていくさち子。
ついに告白され付き合うことに。
しかしお互い初体験というわけではないにも関わらず何故かさち子のそこは倉本を受け入れないのだった。
日を改めても入らない。
お互い相手の事が好きなのに心が向き合っているはずなのにできないことにもどかしさを感じたまま倉本は大学を卒業し就職する。
来年さち子の就職が決まったら結婚するぞとプロポーズされる。
両親の喧嘩ばかりな結婚生活を見てあまり結婚に対して希望を持てなかったがプロポーズによって希望を持てるようになったさち子。
このまま入らないままではいけないと思いヘビーオイルを使って欲しいと倉本にたのむのだった。
衝撃的なタイトルの本作。
メンタルなのかフィジカルなのか問題を抱えている主人公とそれを支える彼氏。
一見マイペースにいこうとしているカップルに見えて一足触発な感じなのか全編でピリピリしている雰囲気だった。
続きが気になる。
原作と違い過ぎないか?
コミック版だと彼氏が傍若無人過ぎる。確かにそういう面も有るがこれは酷い。
と言うかこんな男を好きになれる主人公は馬鹿過ぎないか?