【感想・ネタバレ】ほぼ命がけサメ図鑑のレビュー

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Posted by ブクログ 2022年02月24日

サメ好きには堪らない本
いつかホホジロザメを目の前で見てみたいなぁと。どちらかと言うと「怖いイメージのかっこいいサメ」が好きなので、ところどころ飛ばしてしまう部分もあったけどいろんな方面からサメを学べて楽しかった

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Posted by ブクログ 2021年05月09日

サメ関連の本を読んだのは初めてだったが、初心者の知りたい疑問から、さまざまなサメの違いと生態、人との関わりなどエピソードを交えて書いていて、楽しく知識を増やすことができた。

シャーキビリティ(作者の造語。サメへの情熱のことを指す)が高まった。



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Posted by ブクログ 2020年08月30日

サメなんて、ほぼ興味がなかったのに、タイトルと、表紙イラストに惹かれて思わず手に取ってしまった。
冒頭で「人食いザメへの誤解」を述べておきつつ、やはりサメを至近距離で観察する時は細心の注意が必要で、それはサメの生態を知り尽くしていないと危険である。(1ヶ月何も食べていないサメに出会ってしまった時、成...続きを読む長過程によって凶暴になる時期があるなど。)
映画「ジョーズ」が、ホオジロザメが凶暴で人を襲うというイメージを植え付けてしまったが、それは誤解だという。
(本当に恐ろしいのは、サメよりもシャチ)
サメに関する一問一答から始まる構成は、まずサメのことを知ってほしいといという著者の思いが、読み手の好奇心をくすぐる。

著者がサメを求めて世界中を駆け巡り、現地のチームとサメの生態を解き明かそうとする。水族館でのサメ、かと思えば、サメ好きの小学生を紹介したり、サメを食べる文化を紹介したりと、サメに関する事柄は多岐にわたる。
なんともマニアックな内容でありながら、手招きされるような、親しみを持って語りかけてくれる本だった。
サメって、こういう生き物なんだ!とaha体験ができる良書。

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Posted by ブクログ 2020年04月11日

軽い読みものかと思いきや、タイトル通り体当たりでサメ調査に挑む研究者のガチエッセイでした。軽やかで読みやすい文体で、サメを求めて旅し、潜り、解剖し、食した記録が綴られ、各種サメのデータもイラスト・写真つきで掲載。良書。創作資料。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年01月26日

面白くてニヤニヤしながら読んだ www
特に、ラブカ、オオセ ファンになった www

ダルマザメの食べ方は衝撃!! ガラス越しとかでは見てみたいけど、海中では接近したくない(苦笑)葉巻のような形の小型のサメ、舌の筋肉が鍛え上げられた腹筋に繋がっている。抜群の吸引力と下の顎にある鋭い歯で、肉をぐりん...続きを読むとえぐりとる(痛っ…致命傷にはならないくらいに食べるらしい)

カグラザメ【別名アベカワタロウ 神々しいアルカイックスマイル】
サガミザメ【リンゴの香りがする】
ミツクリザメ【まるでマジックハンドのように顎が飛び出す「悪魔のサメ」】
ラブカ【ウナギのような細長い体。「古代ザメの生き残り」か、それとも…】
メガマウスザメ【“幻の巨大ザメ”の公開解剖】
ツラナガコビトザメ【手のひらサイズのサメが放つ鮮烈な光】
ネコザメ【ドリルのような形の卵】
カスザメ【サメがいなければ浮世絵は生まれなかった!?】
オオセ【一度食らいついたら離さない「マンキラー」の執念を体験】
シロワニ【母体内での共食いの勝者が出生するサメ】
ハチワレ【長い尾ビレを操るハンター】
全長の半分近くを占める長い尾ビレを持つオナガザメ科の1種(ニタリ、マオナガ)
尾ビレアタック怖っ!!!
ジンベエザメ【人にこよなく愛される世界最大の魚類】
ダルマザメ【小さなサメが手に入れた生態系にやさしい捕食術】
ミッションエポレットシャーク【海底を「歩くサメ」】
ウバザメ【スコットランドの海でやっと出会えたけれど死にかけた(低体温症)】

第3章 世界サメ巡礼
食用としてのサメ
シュモクザメ 神子元島 調査
サメの視覚から逃れられるという迷彩柄のウェットスーツがあるというのにびっくり!!
千葉館山のドチザメの餌岩

JAWS
JAW : 鮫の上下の顎

日本で大型の湾をもつ
①伊勢湾 ②大阪湾(えっ?! そうなんだ… 狭いように思うけど… by大阪民)
③東京湾
に生息しているマジックハンドのように顎が飛び出す悪魔のサメ
ミツクリザメ
動物学者、箕作佳吉(ミツクリ カキチ)の名に由来
英名:ゴブリンシャーク 悪魔のサメ
ナヌカザメ
卵殻 四隅に巻きヒゲ
浜辺に打ちあがっていることもあることから「人魚の財布」とも呼ばれている

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Posted by ブクログ 2019年03月08日

サメへの愛がとても伝わってきました。
読みやすい文体で、分厚いのにさらっと読めてしまいました。
お気に入りの本コレクションに収蔵です!

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Posted by ブクログ 2019年02月01日

前から何となく感じていたが、この本を読んで自分がすごいサメ好きだと思い知った。流線型が非常に優れたデザインで自然の神秘を感じる。水族館の底の方でジッとしてるサメの集団すごい可愛いよね。この本はサメ愛が溢れてやまない、ますますサメが好きになる良本。

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Posted by ブクログ 2019年01月19日

行間からサメ愛がほとばしってくる。
奇をてらった文章ではないからこそサメ好きのエネルギーに圧倒される。正統派ガチのサメ純愛。
こんなに愛せるものがあるって幸せだなと思うし、読んでる私も幸せな気持ちになった。

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Posted by ブクログ 2018年12月23日

サメをこよなく愛する自称シャークジャーナリストの著者のサメレポート。
サメに長靴を噛まれると悦び、サメ肉を美味しく食べ、珍しいサメが水揚げされたと聞けば日本中飛び回る。
人々のシャーキビイリティ(鮫に対する知識や熱い気持ちという意味の造語だそうな)を高めるために今日も世界を回る…というサメラブ本。
...続きを読む本の内容は、サメの生態系、サメと人との関わってきた歴史(築地では昔サメの水揚げが盛んだったとか)、サメの美味しい食べ方とレシピ、サメに発信器を付けてみた話、サメをこよなく愛する研究者たち…などなど。
イラストや写真も多いため、読んでも理解できない(生物としてかけ離れていて想像できない)ことが分かりやすく紹介されています。

【サメの歯】
サメの多様性を示すように、サメによって多様な歯が生えている。
顎の内側にかみつきようの機能葉、億に補充歯が何重にも並ぶ
ホホジロザメの歯は噛み付き様に二等辺三角形、アオザメは串刺し様の針のような細長い形、ネコザメはおちょぼ口でサザエさえも磨り潰すことのできる臼歯を持つ。
「生きている化石ザメ」と呼ばれるラブカは、見かけはウナギのようでエラはフリルのよう、さらに歯は一本一本が鳥の足のように三又に分かれている。
魚に丸い噛み切り跡が残っていたらダルマザメ。小さなダルマザメは、魚の体の一部分だけ噛み切って食べる。魚本体には影響なし。相手に優しく自分に優しい肉食魚…なのか??

【顎】
サメの象徴が「ジョーズ」というだけあり、歯だけでなく顎も凄い。
ミツクリザメは、エサをを見つけると長い吻(鼻)の下にある口がマジックハンドのように飛び出して捕食する…、と文章で読んでも最初理解できず、骨の写真と説明イラストでやっとわかった。このために「悪魔の鮫」と呼ばれるが、飼育するのは非常に難しく繊細で、淡白な肉は唐揚げにすると美味しい。
オオセは、水揚げされて6時間以上、頭は身体から切り離されているというのに、顎に触れたら噛み付いてきた。おそらくサメの本能で「口の近くのものはなんでも噛み付け」という筋肉反射。

【餌の捜し方】
サメの近くは、聴覚、嗅覚、触覚、視覚、電気受容間隔。
電気受容機関は、サメの鼻先の孔(吻ふん)。この吻で餌など他の生物が動くことにより生じる電波や、方向、水温を察知しているということ。サメはかなり高度なセンサーを備えている生物といえるわけです。

【出産】
サメは魚なのに交尾をする。オスには2本の性器があり、雌のどちらに雄がいるかによってどちらかを使うようだ。
その上子宮(正式には違うんだが)で子供を育てて赤ちゃんザメを生む「胎生」と、卵を産む「卵生」がいる。母サメの胎内で赤子同士が殺し合って生き残ったのだけが出てくるサメも。
…魚で交尾で壺中天。何がどうなっているんだか私の頭では全く理解ができない…
卵を産む場合も、卵殻というものに包まれるのだが、ネコザメの卵殻はワカメそっくり。海藻にまぎれて卵を隠す。
ナヌカザメの卵殻は、平べったく四隅に巻きヒゲがあり「人魚の財布」なんて呼ばれている。

【寿命】
ホホジロザメは70年近くの寿命を持ち、深海ザメのニシオンデンザメはなんと392歳?!観測できた脊椎動物最長、日本でいえば江戸時代初期の生まれ!
なお、研究チームによるとニシオンデンザメの平均年齢が272歳、北極鯨は211歳
…ええーー、深海で視覚ゼロで、平均時速1㎞の世界一のろい魚で(しかし素早いアザラシを捕食するという謎)、まっくらな海の底で300年も何をして生きるのだろう…私には理解不能…

他に特徴的なサメたち。
❐ツラナガコビトザメは、手のひらサイズの世界最小のサメ。しかも発光する!敵への目くらましか、残像を残して消えてゆく。
❐ハチワレの尾は長い。尻尾ビンタされると人間でも吹っ飛んでしまう。
❐サメといえばのジンベイザメ。大きな体だが餌はプランクトン。ではなぜ歯があるのかが謎。大海原をコバンザメを連れて悠然と泳ぐ。
❐ホホジロザメは映画「ジョーズ」のモデルとなり「人喰いザメ」と言われたが濡れ衣です!!
❐ミッシェルエポレットシャークはヒレを使って海底を歩く。
❐シュモクザメは「憧木鮫」つまりは「ハンマーヘッドシャーク」。頭部が左右に張り出して真上から見るとT字型。その両端に目と鼻がある。

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Posted by ブクログ 2018年11月03日

★★★★★ 『バッタを倒しに~』に続き生き物シリーズ。知らない世界でどっぷりのめり込んでいる人の話は面白い。「オタク」の世界? 「ホホジロザメ:『ジョーズ』は冤罪です」を読むと不憫に思う。「相手を知ることで距離が縮まる」はコミュニケーション論でよく見る気がするけれど、本書でもサメについて知識が増えた...続きを読むおかげで親近感が湧いてきた。サメ=sharkで、「jaws」は顎(jaw)の複数形だとか、サメには卵生の種と胎生の種がいるとか、サメよりシャチのほうが強いとか、メカブにそっくりなネコザメの卵殻とか、有性生殖から単性生殖へ転換する例があるとか、深海ザメの長寿記録が約400歳だとか(江戸時代初期生まれ!)、ネズミザメは胎内で子ども同士共食いして最強の個体だけ産まれるとか、もうサメってすごすぎるよ。

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Posted by ブクログ 2018年09月05日

会いたい見たい 触りたい 解剖したい 標本にしたい
と 五感をフル回転させてサメを語っています
図鑑としてもとても優秀
学術的な詳しいところを書いてあるのに
読んでいて眠くなりません
これは 著者の方が 多くの一般人にも
セミナーや講演をされているからかな とても親切です

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Posted by ブクログ 2018年08月20日

タイトルの通り。
著者のサメ愛をヒシヒシと感じる。

既にサメ学の専門家となっている小学生たちの存在は驚きだが、心強い。

紹介されたサメ料理、ぜひ味わってみたい。(が、著者のサメ愛の発現は複雑だ)

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Posted by ブクログ 2018年06月20日

まず冒頭からサメへの誤解を指摘される。その後はそれぞれのサメとの邂逅エピソード。ほぼ命がけは、別にサメに食われるからという話じゃなくて、低体温症だったりその他本当に「身体を張ってる」んだなと思う。この本を買ったのは、うちの子どもが寝ても覚めてもサメのことしか考えていないことに影響されたのだけれど、読...続きを読むめば読むほどたしかにサメのことが気になって、見たい、調べたい、知りたいと好奇心がどんどん強くなる。

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Posted by ブクログ 2018年06月19日

あまりに長い間、サメ界は「ジョーズ」のイメージに翻弄されてきた。サメというと、血の匂いが大好きで、死んだ目をしているなんて誤解だ。
本書は、その悪いイメージを払拭するのに生まれた、救世主である。
509種類のサメの中には悪いやつもいるが、ほとんどは愛嬌があって面白くて、美味しい(?)奴だってことが分...続きを読むかる。

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Posted by ブクログ 2023年03月22日

沼口さんは、以前ニチテンで紹介されて、気になっていた。
題名に「ほぼ命がけ」(このタイトルは秀逸だと思う)とあるが、冒頭で沼口さんは「人食いザメ」なんてどこにもいません。と言っている。
映画「ジョーズ」の罪についても。
サメについてのぼんやりした怖そうなイメージを払拭できた。
国内にこんなにサメが見...続きを読むられるダイビングスポットがあって、はやってるっぽいのも知らなかった。
個人的には、子どもの頃に浜辺でよく見たネコザメの項が良かった。
東海大の水族館、また行きたい。

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Posted by ブクログ 2020年03月28日

まさにサメについて全てが分かる本です。

サメが海水浴場に現れた、となるとすぐに遊泳禁止
になったりしますが、実際に人間を襲うサメなんて
本当にごくわずかであることが分かります。

あの「ジョーズ」のモデルと言われているホオジロ
ザメでさえも、人を襲うのは自身の身の危険を
感じたか、アザラシなどのエ...続きを読むサと思った場合に
限られるとか。


サーフィンボードについているフィンのよyな物を
サメはエサと間違えて食い付くとよく聞きます。

何かと誤解されて可哀想な扱いを受けているサメの
為に「本当の姿」を詳細に語った一冊です。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年02月10日

国内唯一?のサメジャーナリスト女史によるノンフィクションというかエッセイというか渾身のサメ愛をこれでもかと浴びせられる。
著者のイベントにも参加したくなるユニークな一冊。

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Posted by ブクログ 2020年01月23日

まさに体当たり、サメ図鑑。学術的過ぎず、素人くさ過ぎず、ちょうどいい塩梅で読みやすい。
サメがフカヒレ以外で、白身魚のように美味いと言われると、喰いたくなるなぁ、と思いました。
何年か前に海遊館のジンベイザメを見に行ったことがあるけど、確かに癒されるね。

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Posted by ブクログ 2018年07月31日

シャークジャーナリストによるサメに関するあれこれ。人食いザメはいるのかとか美味しいサメ情報とか。著者のサメへの熱がひしひし伝わってくる。サメ! サメ本! サメ満載! びっくりだ。日常には全然関係ないことなんだけれど、ふーん、そうなのかとなかなか興味津々、ページが進んだ。小学生もサメの歯とか研究してて...続きを読む、サメ派って結構いるのねって思ったりした。サメ初心者向け、固くならずに読めて知識得られるぞの本。
歩くサメ、ネコサメ、クッキーカッターシャークは、初めて聞くサメたち、実際見てみたいなあ。
サメだけではないけれど、生き物は神秘だ。

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Posted by ブクログ 2023年12月03日

タイトルに図鑑とあるけど実際には著者の体験を元にしたエッセイ本。海の生き物が好きなひとや子どもは楽しめると思う。鮮度の良いサメは美味しいらしいのでいつか刺身で食べてみたい。

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Posted by ブクログ 2023年07月20日

サメ好きな人がかいた、さめのこと。

人喰いザメはいない。
なんと1体でもメスは妊娠できる!?
→5年間オスと接触しなかったメスが妊娠した

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Posted by ブクログ 2021年03月06日

東海大学海洋学部卒の筆者が「ジョーズ」によって人を襲う悪者のイメージがついてしまったサメに対する偏見を解き、愛しい魚類、そして絶滅危惧種にもなっている種が多いサメへの愛を語る。
シャークリスト必読?の書。

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Posted by ブクログ 2018年08月01日

命がけというので,もっと命がかかった波乱万丈の研究かと思ったがそこはそれほどでもなかった.でも筆者がサメに寄せる愛はよーくわかった.そして,あらゆる分野でサメについて詳しくなった.

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