【感想・ネタバレ】風の如く 高杉晋作篇のレビュー

あらすじ

松下村塾に入り吉田松陰の元で学び、久坂玄瑞や高杉晋作と出会った風倉平九郎。師の教えを受け継いだ久坂玄瑞が亡き後高杉晋作と共に、幕末の動乱に巻きこまれていく。禁門の変で敗北した長州藩は朝敵となり、藩内の守旧派が晋作の改革の志の前に立ちはだかる。日本の新しい未来を創るため幕末を駆け抜けた青春群像完結編。

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Posted by ブクログ

激動の時代幕末を駆け抜けた、吉田松陰、久坂玄瑞、高杉晋作を描いた筆者渾身の三部作幕末青春もの。始まりは、武士の子でありながら、家族を養うために農作業にいそしむ日々を過ごしていた平九郎。そして知り合った克己堂の教授である白井小助より、松下村塾の存在を知り、入塾することになる。それは、燦然と輝く傑物との出会いでもあり、世の中が大きく変わる時代と運命をともにする始まりでもあった。。特徴は、幕末の騒乱に巻き込まれながらも、国のいくすえと自分が進むべき道を模索する姿を史実に照らし合わせ、テンポよく富樫節にて描かれている点。そして架空の長州藩士である平九郎の視点で物語を進めた筆者の意図。それは、亡き師や友への想いを胸に新たな一歩を踏み出す展開は未来を信じ、今いる場所で懸命に働いているすべての人、つまり現代に生きる我々への強いエールになっていると感じる。果敢に生きた志士たちの熱き物語を堪能です。今年一押しの5☆作品ですよ~。

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2018年12月22日

Posted by ブクログ

シリーズ物ではあるが、吉田松陰篇、久坂玄瑞篇を飛ばしてこちらを読む。脱藩により野山の獄に入牢中、八・一八の政変が起こるあたりから始まる。この高杉晋作はイマイチ格好良さが足りないなぁ…と思っていたら、風倉平九郎という青年にスポットを当てた小説だったからでした。それでも、功山寺決起から俗論派から政権を取り戻すまでの過程が面白かったです。

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2018年08月01日

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