【感想・ネタバレ】アクティブラーニング 学校教育の理想と現実のレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年05月17日

<目次>
はじめに
第1章  アクティブラーニング/主体的・対話的で深い学びとは何か
第2章  近代教育史の「アクティブラーニング」~大正新教育・戦時下教育
第3章  戦後教育史の「アクティブラーニング」~戦後新教育・民間教育研究運動
第4章  平成教育史の「アクティブラーニング」~新しい学力観・総...続きを読む合的な学習の時間
第5章  未来のアクティラーニングに向けて

<内容>
やや前半は重い。ただ読み終わると、大正期から戦前にも似たような動きがあったことがわかる。そして、辛辣な第5章。「アクティブラーニング」の問題点をきちんと指摘する。自分でも思っていた、基礎学力のないところで「アクティブラーニング」をやることの功罪。もっと怖いのは、「アクティブラーニング」は時の権力者に利用されやすいということ。確かに現在の「アクティブラーニング」の本で、批判的思考(クリティカルシンキング)についてはほとんど書かれていない。それからうれしかったのは、「アクティブラーニング」は上手くいかなくても、教師の力量ではない可能性を指摘してくれていること。生徒の向きが前向きでないと、「アクティブラーニング」は上手くいかないのだ。

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