あらすじ
われわれを取り囲む文化とは、巨大な記号の体系に他ならない。言語においても単語はそれぞれの意味をそなえた記号であり、それらが集まってできる文は複合的な記号となる。想像力ないし創造力を駆使して微妙な言語現象を分析・解読するレトリックの認識こそ、記号論のもっとも重要な主題なのである。言語学を越えた〈記号論としてのレトリック〉の領野を呈示した著者のレトリック研究の集大成の書。
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Posted by ブクログ
( ..)φメモメモ
本来のレトリックとは、一般的な人の認識と言語表現の避け難い一面性を自覚した上で、もっと別の視点に立てばもっと別の展望もありえるのではないか、と探求する努力のことでもある。想像力と創造力のいとなみである。
「コインは円形である、コインは長方形である」
論理的に、ふたつの面は同格である。