あらすじ
この絆は、恋愛を超える。カギしっぽのナナと心優しい青年サトルの、最後の旅の物語。※本作品は文藝春秋、講談社で同一タイトルの作品が販売されております。本編内容は同じとなりますので予めご了承下さい。既に同作品をご購入されているお客様におかれましてはご注意下さい。
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Posted by ブクログ
いやーほんま泣かされましたわ。
個人的に好きな話は中学生編。流れで実写をみたけどそこだけ省かれてておいおいまじかよと思いました。
動物が人生に与える影響って本当に大きい。長生きしてほしいと思っているけど、動物もそういうふうに思ってくれているのかな。
いつもペットと見ている景色が当たり前じゃないんだなあ。寂しいな。
感情移入して嗚咽するくらい泣いたので次の日予定ないときに読むのをオススメします。
Posted by ブクログ
何気なく手に取った本だったが、とんでもない当たり小説だった。
猫好きの自分としては、このような感じで猫が喋って飼い主との会話を楽しんでいるんだな、と思えて微笑ましい気持ちになった。
非常にテンポ良く旅のレポートが綴られていてスラスラ読むことができたし、懐かしい人との思い出エピソードの心情の描写が丁寧で心に響いた。
ラストは、涙なしでは読むことができない。ナナはサトルのことが大好きなんだということがひしひしと伝わってきて胸がいっぱいになった。
Posted by ブクログ
猫のナナとサトルの旅。
チカコと杉の話も好きでした。
もう長く無い匂いってやっぱりするんだなぁって。
ナナがサトルの気持ちを汲んで、もらわれずに、サトルと過ごす。
何度も泣きながら読みました。
病院の院長さんの、猫を連れてきていいか聞かれたらダメとしか言えない。と言われて、機微に気づかないノリコが、ちゃんとナナをサトルのところに連れてくる。良かったです。
泣けるあったまる本でした。
Posted by ブクログ
いろんな幸せの考え方を悟とナナから教えてもらった。
切ないがすごく前向きな終わり方で、泣きじゃくったが温かい気持ちになった。
やっぱり人との出会い、ご縁はお金に変えられない素敵なものなんだと思った。
Posted by ブクログ
サトルいい人過ぎるし、ナナいい猫過ぎるし、お互い大好き過ぎる。
最期に野良に戻るところとか、いつでも野良に戻る覚悟はあるとはいえ、サトルに会うためそういうことする!?健気っていうか、絆っていうか、愛…泣けた。
Posted by ブクログ
過去一泣きました。
外出先で読んではダメな本です。
猫目線で進む物語。
途中から結末が想像できる。
予想通りでも涙腺が崩壊する物語。
猫が人間の最後に付き添う。
飼い主の生い立ち、素敵な仲間。
親しい人、ペットを亡くした経験のある人は、
感動間違いなし。
もう看取りたくないのでペットのお迎えを我慢してきた。
でも今、野良猫さんとの出会いがあれば拾ってしまうな…
有川浩らしく暖かくて切ない
主人公はおじさんに差し掛かった男性だけど、天使かもしれない。
そして、やっぱり佳人薄命。
最後、ナナがおばさんの所に戻ってくれたのも、後継が出来たのも良かった。
Posted by ブクログ
サトルとナナの旅が始まってその目的を考えると早々にサトルの病が頭によぎった。旅をする中でサトルのこれまでのことが明らかになる度に泣けてきた。特に小学生の修学旅行中に両親を亡くすというのはそれだけで泣けてしまう。その後のサトルの人生は過酷だったと想像するけどその先々で人に恵まれて決して本人が不幸だったとは思っていない。現にかけがえのない人たちとの出会いがあった。引き取って育ててくれたノリコさんのキャラクターも独特だけどサトルの周りにはいい人ばかりだ。彼の人徳が惹きつけるのだろう。そしてナナは最期までサトルの心の支えになってその絆の深さを感じた。