【感想・ネタバレ】リュシス 恋がたきのレビュー

あらすじ

美少年リュシスとその友人メネクセノスの二人を相手にして「友」とは何か、「友愛」とは何かを論じていく『リュシス』は、後世に幅広い影響を与えた名作として知られる。同じく二人の少年を相手にして「知を愛すること」としての「哲学(ピロソピア)」という主題を追求していく『恋がたき』をも併録した。「愛すること」という根本的な主題で貫かれた二つの対話篇、初の文庫版となる新訳が登場!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

「リュシス」と「恋がたき」の短編二つを収録してある。「リュシス」は「どのような人が友達となるのか」を主題に友愛について議論していく話で、最後にはお決まりのアポリアに陥ってしまう。「恋がたき」は「哲学とは何か」ということを少年を論駁しながら探求していく話。どちらも恋する美少年たちの中にソクラテスが割って入っていって話をするようになっているが、美少年好きのソクラテスにしてはでれでれせず冷静なように感じる(笑)。
なんでそうなるんだ??と思わされるところもけっこうあるが、短いので読みやすいには読みやすい。

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2025年01月28日

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