【感想・ネタバレ】生命を支えるATPエネルギー メカニズムから医療への応用までのレビュー

あらすじ

生命を維持するエネルギーの正体は何か、どんなメカニズムで作られ、どのように使われるか、その過程を紐解いていく1冊。高校生物でも登場する「ATP(アデノシン三リン酸)」がその鍵を握ります。本書前半では、ATPとそれを取り巻くしくみを、後半では、メカニズムを知ることでわかる、病気の原因について解説します。様々な病気に関わるATPやATPを合成する酵素。薬や診断法など医療への応用も期待されます。

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Posted by ブクログ

高校生の頃、生物は割と好きな科目であったこともあり、ATPにはそれなりに馴染みがあった。始めの方には「クエン酸回路」などの懐かしいワードも登場。
興味深かったのは、ATP合成酵素の立体構造が説明されているところであり、今はここまで明らかになっているのか、という驚きがあった。この酵素の高速回転を利用したナノマシンの可能性まで説明されている。
ただ、それ以降の部分は、理解しながら読むという感じにならず、やや流し読みっぽくなってしまった。
医療分野での応用についても、部分的には興味を惹かれたところがあり、改めて勉強してみたい気持ちもあるが、この本の積ん読期間でさえ6年くらいあったので、はてさて、いつになることか。

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2025年02月09日

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