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Posted by ブクログ 2018年10月25日
物語の主人公は「ディスレクシア(読み書き障害)」です。
しかし、自分が「ディスレクシア」であることに気付いていませんでした。
彼は、同じくディスレクシアである喫茶店のマスターから、
「もしかして、きみ、ディスレクシア?」と言われます。
「読み書き障害」の理解啓発が必要である理由を再確認できた本書。...続きを読むマンガとしてもとてもおもしろく、まだ1巻だけしか読んでいませんが、思わず笑ってしまったところが何カ所かあります。
読み書き障害の当事者の方が書かれた本は積極的に読んできましたが、
マンガで読むと、やはりスッと入ってきますね。
登場人物の動きや表情と一緒にセリフにふれられることで、
より感情移入できるからだと思います。
今まで知りませんでしたが、知ってよかったと思える本。
おすすめです!
私は発達障害ですが、ハッとさせられたり共感するセリフがたくさんありました。障害を持って産まれた以上それとうまく付き合いながら生きるしかないですもんね。持っているカードを把握し、それを使って何とか工夫しながら人並みに生きられるようになってからは楽になりました。どうして自分はこんなこともできないんだ、不...続きを読む幸だと嘆くばっかりで自分の持ってるカードを見ようともしなかった若いときは辛かったです。
配られたカードで勝負するしかないのは誰でもそうですが、自分に配られたカードの事をまず把握していなければ始まらないですね。障害についての認識が世間に広まりその人に合った教育が出来れば皆がスタートに立てますね。
私は相貌失認で人の顔が分かりません。
クラスメイトすら覚えられなかった。親しくなると何となく覚えられる。
顔ではなく声や雰囲気、服装で。
ただ顔が分からない自覚もないから、他の友達がクラスメイトの顔と名前が分かるのを「私より他の人達と仲良しだからなんだ」と思っていた。私は仲良くしてもらえないか...続きを読むら覚えられないんだと思ってた。
母親さえも「他人に興味がないから覚えない」と思っていたそう。
接客業についたら、ずっと会話していたお客さんでも後ろを向いて振り返ったらもう分からない。
仕方ないから遠くから「お待たせしました〜」と言って、振り返った人がその人だと判断した。
顔が分からないから、無意識に持ち物で人を認識していたり、これも私のカードだったんだ。
大人になって相貌失認を知って、自分の脳機能に障害があるショックよりも「私は悪くなかったんだ!」と安心の方が強かった。他の人は特別親しくなくても人の顔が分かるものなんだ!!
って。
相貌失認と分かってから、人の顔が分からない自分を認識できたので、回避する方法を模索するようになれたし、ショックは全くない。
主人公にすごく共感できる
ディスレクシアとは聞きなれない言葉でした。
こういう病気で苦しんでる方々がいるんです。
忍は喫茶店のマスターに、ディスレクシアという障害ではないかと教えられて変わります。
Posted by ブクログ 2022年11月03日
ディスレクシアという識字障害を題材に取り扱った作品。
トムクルーズさんがディスレクシアを公表して名前は知っている人も多いだろう。
障害であるとわかると、では次どう生きればよいかを考えるスタートラインに立てるが、そうではない場合、自分は他の人と一緒にできないという劣等感が積み重なってしまい、精神的にキ...続きを読むツくなってしまう。
まずは理解をするところからがスタート。それは当事者でなくても広く理解していくことが、やさしい世界への幕開けだ。別作品も収録されていたので、それは題材が全く違うので余計な感じがした。ストーリーとして面白いかと言われるとひとつ返事で面白いとは言えないので、次巻を買うかどうかはまだ迷っているところです。