【感想・ネタバレ】人間と機械のあいだ 心はどこにあるのかのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2021年03月11日

生命に関してのポエムとして大変おもしろかった。特に池上高志さんの意志が時間を遡るような形だとか、荒川さんの話だとか。でも、わかったと思った瞬間に消え去る感じの理解。それぐらいがちょうどいい感じもするけど。

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Posted by ブクログ 2022年07月24日

ワシには難しくて分からん。(キッパリ)。
でも面白い。(スッキリ)
このアンドロイド、生命っぽいと
決めるのは数値条件なのか、
観察者の主観なのか、と対談してるところで、
ちょっと喧嘩してる感じになってる
ところ、この本読んでて一番心が動きました。
私の心が、です。
観察者の私が感じるところの 私の...続きを読む心が、です。

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Posted by ブクログ 2021年02月08日

池上先生と石黒先生による「生命感」の対談+記事。
正直難しくて、半分ぐらいわかったような、全然わかっていない様な気になる。

ただ、示唆にとんだキーワードが多く、大変刺激になった。
一番響いたのは
「自己意識は、記憶を参照する主体だ」という石黒先生の言葉だ。これはみた瞬間ビビビと来た。

確かに記憶...続きを読むがなければ意識は生まれない。
そして記憶を意識することで客体としての「自己意識」が生まれて来ている気がする。

(赤ちゃんや、認知症の方に自我を成人より感じないのは、そこに記憶が定着しておらず、それ故に自己意識をうまく立ち上げられないのだろう。ここでいう記憶は無意識、意識両方ありそうだ。)

生命は、内部の構造の秘密というより、観測者の問題だという提言も興味深かった。

# リベット、下條さんの実験
=> 逆行性遡及(ポストディテクション)の発見
赤、格子、緑の紙を順に見せる
格子を見せた時に磁気刺激パルス(TMS)を視覚野に与えると、「緑色」が見えたと錯覚する。
= 心的時間順序は、逆行して編集される!!

また、時間をおいて再読したい一冊。

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Posted by ブクログ 2020年08月05日

「人間とは何か」「生命とは何か」を問い続けていくと、最後は(副題にあるとおり)「心とは何か」にたどりつくのだろう。これまでも多くの思想家がこの問いに取り組んできたが、本書の著者である二人は、それぞれ独自の実験により、その問いを検証してきた。石黒が、人間の心身をできる限り機械に置き換えようとする一方で...続きを読む、池上は、多くのセンサーを備えた自律的な装置に最小限の規則を与えることで、生命や心にあたるものを生み出そうとする。正反対のようにみえる両者の試みはしかし、そのどちらも、他者としての人間の存在なしには、心という現象はありえないことを示している。どちらの試みもおもしろいが、人間の思考力・計算能力を超えたコンピュータの力を駆使して、これまでの「生命」「心」概念から自由になろうとする池上の議論は刺激的だ。

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Posted by ブクログ 2020年04月21日

心はどこにあるのか、ということで哲学的な問題を期待されたあなた。残念!メインではありません。ただ考え方としては沢山出てくるので読む価値ありです。

刺激を避けながら適当な行動を見つける、という機械人間(?)オルタの仕組みが非常に興味深かったです。また、生命は中間層にあるという考えも、なるほどと思わさ...続きを読むれました。

固有名が沢山出てくるので、何言ってるか分かんないところが沢山あります。雰囲気で読むのをお勧めします。ただ本当に面白い考え方が沢山載っていたので、もっと変にまとめようとせず、ぐだぐだでいいから言葉を紡いで欲しかった感はあります。スッキリまとまりすぎていて、自分の理解が不安になります。

また、これは何をテーマに何について語ってるところなの?という読みにくさがありまして、やっぱり「ふーんふーん、そうなのね〜」とやんわり雰囲気だけしか掴めない点も多かったです。

総じて、読んで良かった。まだ僕たちにも分かってないんだけどね、って言ってる研究者様の頭の中を覗かせてもらったような本になってます。

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Posted by ブクログ 2017年11月26日

人工生命学者である池上教授とロボット工学者の石黒教授、「機械人間オルタ」を共同開発したお二人の論考と対話で「人間とは何か」を探求します。理学からアート、テクノロジーから哲学と幅広い論考はやや難解ですが、有機物から発生した生命の無機物化、学習による「刺激を避ける原理」など興味深いお話が満載です。

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Posted by ブクログ 2017年05月20日

少々の技術っぽい内容はあるものの、大枠は「哲学」かなと。なので、ちょっと読む人は選ぶかもしれません。

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Posted by ブクログ 2020年11月03日

「人工生命」とは?

生命に見えるものを作るのではなく、人の背後にあるものやシステムの志向性にこそ「生命らしさ」が生まれるというアプローチ。

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