【感想・ネタバレ】チーズの科学 ミルクの力、発酵・熟成の神秘のレビュー

あらすじ

ネズミが顔を出しそうな穴あきチーズ、学校給食が懐かしい三角形のチーズ、あなたは「チーズ」と聞いて何を思い出す? じつは人それぞれにイメージが違う変幻自在さこそが、地球の食品にほかにない、チーズならではの特徴なのです! その秘密は母から子へ与えるミルクの力にあります。そして、ミルクを乳酸菌やカビの力で発酵・熟成させるという大発見を人間は考えました。文化と科学の両面から、この奥深い食べものに迫ります。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

チーズとは、一体何ぞや?チーズは、何故に美味しいのか?ということを、真正面から科学的に考察しまくった一冊でした。もう、バチバチに理系ですね。化学式とか、元素記号とか、理論とか、そこらへんがガンガンに登場しますです。

あまりにチーズが好きすぎて、トコトンまでその存在を探求したい!という点から、チーズを語るのは、凄いなあ、と思いましたね。物事をしっかりと知る、という知的探求の素敵さを、感じることのできる一冊でした。

この本の中に開設されている様々な事柄は、学問的ではあるものの、詰まる所は、「チーズが好きなんだ!」という一言が、根本にあるんだろうなあ、そう思うと、何かを好きになるということの大切さを痛感するのですよね。おもしろいなあ。

チーズではないのですが、音楽に例えても、自分の好きなロックンロールバンドが、何故にその存在が好きなのか?ということを、しっかり追及して説明できるようになりたいものだな、とか、そんな事を思った次第です。

そして、どかどかと美味しいチーズを、今後も食べていきたいものですね。個人的には、カマンベールチーズが大好きなのですが、今後は、カマンベールチーズを食べる度に、この本の素敵さを思い返すんだろうなあ、とかね、思ったのです。

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2016年12月19日

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