【感想・ネタバレ】疾風の勇人(7)のレビュー

あらすじ

不信任案可決で通産大臣を罷免された池田の前に大蔵官僚・下村治が現れた。下村の口から語られる経済理論と日本経済の未来予測に衝撃を受けた池田は総理大臣になることを決意する! 佐藤の兄である"昭和の妖怪"岸信介が政界に復帰。そして吉田派と鳩山派の政局は、三木武吉の悪魔的策略により鳩山派が優勢に。占領から独立までを駆け抜けた吉田政権がついに終焉の時を迎える!

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学校で教わらなかった戦後経済・池田勇人のおもしろさ!
本作では、第2次世界対戦後のGHQ占領体制からの独立と復興を、経済という視点から描いたものになります。物語は、後に総理大臣となって「国民の所得を倍増する!」と宣言し、経済大国日本を築いた池田勇人を追う形で進んでいきます。
ここだけだと難しそうですが、そこは『ムダヅモ無き改革』の大和田秀樹!力強い広島弁で一本気ある池田勇人をはじめとして、傑物だらけの政治家達を大胆かつ魅力的に描きます。熱すぎるセリフに、さすがにこのマンガのオリジナルだろうと思っていたら、実際にあった発言と知って驚くこともしばしば。
そんな政治家達が立ち向かう日本の問題もわかりやすく解説してくれます。今まで名前だけは聞いたことがあった数々の事件について、どういうものだったのか、それを踏まえてどのような判断がされたのかが、臨場感たっぷりに伝わってきます。魅力的なキャラクターと戦後の日本のダイナミックさを是非感じてください!

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打ち切り?

吉田首相退任から池田さんが総理になる所が面白い所なのだけれど…。
所得倍増計画がいかに考え出されたのかが一番見たかったのに。
近代政治をネタにすると最近は『打ち切りなのか?』と思うようなしりきれとんぼの連載が多いように思うのは私だけでしょうか?何かの圧力がかかっているのでしょうかね。

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2017年09月01日

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