【感想・ネタバレ】疾風の勇人(2)のレビュー

あらすじ

1949年。政界に打って出た池田勇人は、トップ当選を果たすや、吉田茂から大蔵大臣に任命された! そこへ新GHQ経済顧問ジョゼフ・ドッジが来日! 「私はどんな手を使ってでもインフレを止める!!」 "金の悪魔"ドッジのやり方に共鳴した池田は、超緊縮予算を組むが、その結果、不況となり、国民の怒りを買うことに!

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学校で教わらなかった戦後経済・池田勇人のおもしろさ!
本作では、第2次世界対戦後のGHQ占領体制からの独立と復興を、経済という視点から描いたものになります。物語は、後に総理大臣となって「国民の所得を倍増する!」と宣言し、経済大国日本を築いた池田勇人を追う形で進んでいきます。
ここだけだと難しそうですが、そこは『ムダヅモ無き改革』の大和田秀樹!力強い広島弁で一本気ある池田勇人をはじめとして、傑物だらけの政治家達を大胆かつ魅力的に描きます。熱すぎるセリフに、さすがにこのマンガのオリジナルだろうと思っていたら、実際にあった発言と知って驚くこともしばしば。
そんな政治家達が立ち向かう日本の問題もわかりやすく解説してくれます。今まで名前だけは聞いたことがあった数々の事件について、どういうものだったのか、それを踏まえてどのような判断がされたのかが、臨場感たっぷりに伝わってきます。魅力的なキャラクターと戦後の日本のダイナミックさを是非感じてください!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

池田勇人、政界へ
一年生議員がいきなり大蔵大臣というても、前職は大蔵事務次官だからなあ。
このキャラデザイン、吉田茂と池田勇人の胸像が欲しいぜ!!

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2018年10月14日

Posted by ブクログ

鉄火場系()政治漫画第二巻。占領統治下の日本でアメリカの思惑に翻弄されながら日本を立て直そうと奔走する勇人、しかしその道程はあまりに厳しい物だったと書くと凄く普通の政治漫画に思える。

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2016年12月17日

Posted by ブクログ

学習マンガじゃなく、エンタメ雑誌に連載されただけあり、キャラの極端な設定とか、強烈なエピソード作りとか、積極的になされているから、その分印象に残る。取り止めがなくなりがちなところ、登場キャラを最小限に絞っているから、その点でも理解が進み易い。歴史学習漫画の、さらにその前段階として読むのに打ってつけでは。近代史、飛ばされがちだし駆け足になりがちだし。

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2025年08月25日

ネタバレ 購入済み

ドッジ

周到に準備してついにドッジを折れさせた池田。
これが一年目とはとても思えない。凄い男がいたものだ。
しかし一年目の悲しさ、陰険な記者に・・・。

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2023年08月12日

Posted by ブクログ

これまでは「ギャグとしての劇画調演出」が持ち味だった作者だけど、本作では「本気の劇画調演出」となっているよう見える。たぶんやってることはあまり変わってなく、ツッコミがあるかどうかくらいの違いかもしれない。読んでるほうも、「ねーよwww」と笑いながら読んでてもいいかもしれないけど、少なくとも私は結構真剣に読んでいる。

ああでも宮澤喜一のデザインは笑いました。似てる似てないは別として、その人のイメージを漫画的キャラデザに変換するのは本当上手いよなー。

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2016年12月18日

Posted by ブクログ

伝記物の難しさで、大和田マンガにしては主人公の男を見せる活躍の場がまだまだ少ないのがもどかしい。それでも話の続く中で粗野で気は効かないが誠実というこれまた非大和田的なキャラが立ってきて、いよいよここからなのかも。

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2016年12月09日

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