【感想・ネタバレ】空白を満たしなさい(上)のレビュー

あらすじ

ある夜、勤務先の会議室で目醒めた土屋徹生は、帰宅後、妻から「あなたは3年前に死んだはず」と告げられる。死因は「自殺」。家族はそのため心に深い傷を負っていた。しかし、息子が生まれ、仕事も順調だった当時、自殺する理由などない徹生は、殺されたのではと疑う。そして浮かび上がる犯人の記憶……。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

死んだ人間が復生者となって蘇る。自分は自殺するような人間ではない。自殺したのではなく、殺されたのではないかと疑い、自分が死んだ理由を追求していく。対人関係ごとに色んな自分がいて、〈個人〉に対して〈分人〉と呼ぶ考え方に出会う。的はずれであるけれども、NHKで漱石についての番組を見た直後に読んだので、明治になって近代人は〈国家〉と〈個人〉の問題に苦しんだが、〈分人〉という考え方は、現代人を〈個人〉から解放するのかみたいな、途方もないことを思い浮かべてしまった。

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2026年03月17日

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